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比較政治学 MINERVA政治学叢書4
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比較政治学 MINERVA政治学叢書4

スティーブン・R.リード(著者)

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比較政治学 MINERVA政治学叢書4

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ミネルヴァ書房/
発売年月日 2006/02/20
JAN 9784623044986

比較政治学

¥220

商品レビュー

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2010/04/17

スティーブン・R・リード(Steven R. Reed)著 名前からして明らかに外人なので、翻訳書なのかと思っていたらそもそも日本語で書いたものらしい。調べてみると米国で生まれ、現在中央大学の総合政治経済学部の教授でいらっしゃることが分かった。アラバマ大学で教鞭をとっていらっしゃ...

スティーブン・R・リード(Steven R. Reed)著 名前からして明らかに外人なので、翻訳書なのかと思っていたらそもそも日本語で書いたものらしい。調べてみると米国で生まれ、現在中央大学の総合政治経済学部の教授でいらっしゃることが分かった。アラバマ大学で教鞭をとっていらっしゃったことがあるというのが個人的にちょっとだけ嬉しかった。あまりよくは覚えていないけど、アラバマは僕の故郷ですので。参考までに先生のホームページhttp://www.fps.chuo-u.ac.jp/~sreed/より 《私は比較政治学者です。日本研究でもないし、政治評論家でもありません。比較政治学者として、「日本政治を研究する」のではなく、「日本で政治を研究します」。基本的の興味は民主主義です。「最高責任者を選挙で選ぶ国の政治はどう動いているのか」というのは研究の中心課題としています。比較政治学者として、日本を事例に、他の先進国と比較します。比較は特徴探しではありません。差異だけではなく、共通点も、一般論も探します。説明するのは「日本」ではなく、「投票率」、「一党の長期支配」、「政治腐敗」、「宗教と政治」などのようなテーマについて「日本の場合」としています。比較政治学者は政治科学者で、法学者より物理学者に話しが合います。評論家と違って、これから「日本はどうすべきか」というテーマではなく、「こうしたら、どうなる」という因果関係について興味があります。「理想論」とか「最適」の規範的なことより政治の事実を分析します。勿論、因果関係が解ったら、政策決定に役立つと思っていますし、役立ちたい気持ちもありますが、目的はあくまでも因果関係の究明であります。》 久保先生の比較政治学の授業で参考文献として挙げられていたので読んでみることに。はじめにの中の「比較政治学とは何か」という部分を特に参考にしているようだ。

Posted by ブクログ

2006/09/15

 過去の教科書や大学院教育のカリキュラムをみるにつけ,日本における比較政治学の学習環境は近年急速な勢いで進歩している,と思うのであるが,それを支えている一つの要素は,比較政治学の教科書が多く出版し始めていることであるといえるだろう. しかしながら,教科書も書物であるがゆえに,著...

 過去の教科書や大学院教育のカリキュラムをみるにつけ,日本における比較政治学の学習環境は近年急速な勢いで進歩している,と思うのであるが,それを支えている一つの要素は,比較政治学の教科書が多く出版し始めていることであるといえるだろう. しかしながら,教科書も書物であるがゆえに,著者独自のオリジナリティーが求められる.よって,既存の教科書とどのような相違があり,いかなる比較優位が存在するのか,という点に関心が自然と向かうことになる. 本書のオリジナリティーは,一言で言ってしまえば,理論と戦後先進国の歴史を同程度の分量で書いてある点だろう.まず理論編として,選挙・政党・宗教と政治・政治腐敗などの理論を紹介したあと(特に選挙の箇所はやはりよく整理されている),これらの理論を踏まえて,ドイツ・イタリア・イギリスの戦後政治史が記述されている(とくにイタリアは面白い).これは,理論紹介のカタログであった類書とは一線を画するところである.このような点は,理論プロパーでもなく,「日本を研究する」学者でもなく,「日本で選挙を研究する」(本書)学者であると言って憚らないリード氏のスタンスをあまねく示した教科書構成であると思う.理論と実証を行き来する比較政治学にとって,このような教科書があることは非常に心強い.  ただ,なぜイタリア・ドイツ・イギリスを歴史編のケースとして選んだのか,という点に関してはいまいち理論編との関連が分からなかった.また,理論編も,選挙や政党は良くまとまっているように思えたが,章を下るにつれ,雑多であったように思う.選挙や政党の研究がほかの分野に比べて体系だっているということもあるだろうが,この点はもって改善できるのではないかと感じた.  個人的な感想をいえば,これからの比較政治学のメインが民主化研究となるだろう,という氏の言葉には勇気付けられた.

Posted by ブクログ

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