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ポスト“東アジア" 知の攻略 思想読本12
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 作品社 |
発売年月日 | 2006/03/10 |
JAN | 9784861820465 |
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ポスト“東アジア"
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[ 内容 ] 本書は、中国・韓国・台湾・日本のオピニオンリーダーとして活躍する研究者が国境を越えてまとめ上げた、混迷する東アジアの21世紀を展望する、初めての「ポスト“東アジア”論」である。 [ 目次 ] 序文 ポスト“東アジア”という視座 座談会 “東アジア”を語ること、その...
[ 内容 ] 本書は、中国・韓国・台湾・日本のオピニオンリーダーとして活躍する研究者が国境を越えてまとめ上げた、混迷する東アジアの21世紀を展望する、初めての「ポスト“東アジア”論」である。 [ 目次 ] 序文 ポスト“東アジア”という視座 座談会 “東アジア”を語ること、その可能性について 第1部 中国は“東アジア”をどう見ているのか? 第2部 “東アジア”は中国をどう見ているのか? 総論 なぜ「ポスト“東アジア”」なのか?―歴史の脈動の中で、観念的東アジア論を超えるために 第3部 “東アジア”の形成と「ポスト」の可能性 第4部 アメリカの翳を超えて―東アジアの未来像構築に向けて ポスト“東アジア”を考えるための基本書63冊 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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【メモ】 ①読書理由 ・卒論! ・雑誌的な編集で、しかも日中韓台の著者が執筆しており、知識の目次をつくるのには手っ取り早いと思った。 ②雑感 ・竹内好の著書を読まねば、本書は深く出来ないようである。主著者は中国・韓国・台湾という国籍を持つ面々だが、竹内氏がこれほど共有されている...
【メモ】 ①読書理由 ・卒論! ・雑誌的な編集で、しかも日中韓台の著者が執筆しており、知識の目次をつくるのには手っ取り早いと思った。 ②雑感 ・竹内好の著書を読まねば、本書は深く出来ないようである。主著者は中国・韓国・台湾という国籍を持つ面々だが、竹内氏がこれほど共有されているということに驚く。 ・本書は思想的な内容を取り扱う。従って、具体性のある話を期待している人は要注意。 ・「東アジアを国民国家的な枠組みで理解することには限界がある。均質ではなく、複雑で、平等ではなく、すでにヒエラルキーがある状態を前提として話を進めなければならない。」という主張がメイン。卒論では、西洋哲学を軸に考えていくわけだが、この主張に応えることは、・・・・難しいなぁ。 ・中国では<東アジア>という言葉はマイナー。日韓、特に韓国で最も議論が盛んである。地域的なまとまりを求めるのは、「大国」に挟まれた半島という不安定要素が原因らしい。我が国は、資源に乏しい島国である。不安定要素を持つ者同士、寄り添えるのではないか。と同時に、中国にとって<東アジア>にどんなメリットがあるのかと考えたら、ますますわからん。 ・中国は自国の事を<アジア>だとは思っていない。これは日本にも言えることであるが、上記のようによりその思いが強いのではないかと思われる。 ・日本が「内在化」しているという感覚は東アジア共通のものらしい。 ・「中国は日韓の文化の事を良く知らない。韓国は日本の文化の事を良く知らない。日本は中国の文化の事を良く知っている。(溝口)」今、我が国での「韓流ブーム」が起きていることを考えれば、(議論は様々にあるにせよ)日本の文化土壌はなかなか吸収力があるのかもしれない。 ・最もいがみ合っている日韓の「右派」は親米的であるというところで共通する。確かに我が国には、最近は流行りの韓流を「自国の歴史をゆがめる文化」として否定する右派(的)コミュニティが存在するが、それと比較にならないほど「歴史をゆがめ」ているように見える米流には、なんの批判も起こらない。(もっと不可解なことには、韓国大使館ではなく自国のテレビ局に抗議している。)韓国でも同様の現象がみられるという。アメリカは両国のナショナルな感覚に、深く内在化しているようだ。 ・台湾には「親日派」「新韓派」「親中派」が存在するが「親米派」は存在しない。それは、言うまでもないからだという。上記のように、日本もやはり同様化。
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