「家族力」がうつから救う！ ともに戦う「患者と家族」60のケース

山口律子(著者)

• 販売会社／発売会社: 宝島社/
• 発売年月日: 2006/03/13
• JAN: 9784796651660

商品レビュー

2015/09/28

　名前はよーく知ってる病気でも、その具体的な症状や対処法をほとんど知らなかったので。
　周りにうつが増えたこともあり、読んでみた一冊。
　どんな病気もそうかもしれないが、本人だけでなく家族もしんどい思いをするのがうつ。
　もし夫に病魔が襲いかかったら、、NGワードを言ってしまったり、気を遣いすぎてしまいそう。知らないことは罪、てなことにならないよう、知識をつけることは非常に大切。
　著者が9.11テロでの生き残り、という数奇な運命にも驚き。

2007/09/28

片手落ち。ケアするほうが一方的に与えてるみたい。家族の力だけで治せるなんてうぬぼれられない。医者と本人とつくる、治療の三角形のひとつでしかない。
家族に非が無いみたいな視点も問題。
でも、たまにはこんな風に言ってもらわないと続かないこともあるのかもしれない。
救われる面もあるので☆３つ。

2006/10/27

山口先生はやはりすばらしい。つかず離れず−これがうつのケアの基本なのだろう。あまり甘やかしても自立を阻害するだけ、回復期にはむしろ少しずつストレスをかけていったほうがよい。最後の一歩は自分で踏み出すしかないというくだりは、なるほど共感できた。
しかし、９．１１を生き延びたというのは、数奇な運命だなと思った。