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戦国女人十一話
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戦国女人十一話

末國善己(編者)

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戦国女人十一話

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 作品社/
発売年月日 2005/11/15
JAN 9784861820571

戦国女人十一話

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2019/06/29

解説にも初出の情報がないが、少なくとも井上靖のは1955年初出、東郷隆のは21世紀に入ってからと思われるので、幅広い期間に書かれ、作者も、井上、司馬ら超大物から没年も未詳の加賀淳子まで幅広い。 東郷隆「黒髪の太刀」:鶴姫(三村家親女・上野隆徳室)(というより、備中兵乱について)...

解説にも初出の情報がないが、少なくとも井上靖のは1955年初出、東郷隆のは21世紀に入ってからと思われるので、幅広い期間に書かれ、作者も、井上、司馬ら超大物から没年も未詳の加賀淳子まで幅広い。 東郷隆「黒髪の太刀」:鶴姫(三村家親女・上野隆徳室)(というより、備中兵乱について) 岩井三四二「帰蝶」:斎藤道三女・土岐頼純室(ただし、主人公は、道三のために働く甲賀の下忍・志乃) 井口朝生「かつ女覚書」:かつは、織田信行の寵童・津田八弥の妻となった足軽(?)の女 司馬遼太郎「女は遊べ物語」:主人公は信長の馬廻りから秀吉の侍大将になった伊藤七蔵政国 山岡荘八「おふうの賭」:奥平貞昌室の身代りで武田氏の人質になったという設定。『徳川家康』でもこの設定が使われていた。 井上靖「本多忠勝の女」:真田信之室(真田昌幸視点で) 安部龍太郎「伏見城恋歌」:松の丸殿と木下勝俊の交情 遠藤周作「日本の聖女」:細川ガラシャ(パードレ・セスペデスに仕えるイルマンの視点で(愛せない夫から遁れるために入信するのは許せない、というムカつく視点。忠興のモラハラぶりを侍女から聞いても、「殿の哀しみを妻として理解しようと」しないのが悪い、という考え) 加賀淳子「情炎大坂城」:淀君とその親衛娘子隊(忍者)。話が途中で終わっているみたい。 山田風太郎「黒百合抄」:北政所 有吉佐和子「千姫桜」:吉田御殿設定の千姫と女歌舞伎のお園 巻末に編者が選んだ「女性を描く名作歴史小説案内」があるが、明らかに歴史小説ではない時代小説もゴタマゼで、明治くらいまでを舞台にして女性が出てくれば(女性が主人公とは限らない)対象にしているようで呆れる。名作であるかも怪しい。網羅性は全くない。また、例えば、永井路子は短編「一豊の妻」だけ載せるなど、作家の中でも代表作を載せるとは限らない。

Posted by ブクログ

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