探偵は黒服

藤田宜永(著者)

• 販売会社／発売会社: 角川書店/
• 発売年月日: 2005/10/30
• JAN: 9784048736336

商品レビュー

2013/08/12

銀座のクラブで働く黒服が主人公。

店のホステスが殺され、第一発見者になったことから犯人探しに乗り出す。

テンポよく進んでいくし、銀座の話もおもしろく書かれていてサクッと読み終わりました。

2012/09/23

余りにもいけてないタイトルに愕然とする。藤田宜永のファンでも、ちょっと読むのをためらうくらいひどい気がする。とはいえ、藤田宜永だから、こんなタイトルでも、内容は期待できるのではないか、と思いつつ大ファンは読むのである。
ミステリーとしては「平凡」だろうか。特に唸らせるようなキレがあるわけではないし、かといって「これはひどい」という内容でもない。ただ、何というか、恋愛小説の分野で、ある意味大人の渋さと落ち着いた雰囲気で人気を博している著者にしては、若者に媚びるような設定を何故しなくてはならないのか。彼の作品を読み続けてきたファンとしては、痛い痛しさを感じくらいであった。

2011/10/01

銀座のクラブで働く雅史。ある日顔見知りのホステスが殺され第１発見者となる。更に二人目のホステスも殺される。警察は雅史に疑いを向けるがその疑いを晴らすために探偵紛いのことをする。犯人の手の者に拉致されかぎまわるなと警告を受けるなど危険な目にも。最後には自分の付き合っている女の父親が犯人であることで終結する。殺人の動機は父親の女装趣味がホステスに知られたからという単純なものだった。ハラハラしながら読み進めたが最後がちょっとなって感じがした