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東條英機と天皇の時代 ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2005/11/11 |
JAN | 9784480421630 |
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東條英機と天皇の時代
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昭和ヒトケタの父母が東条秀樹のことを貶す。戦陣訓の「俘虜の辱めを受けず潔く死を選ぶ」で死ななくても良かった日本人が沢山死んだと。 東条自身は戦後ピストル自殺を企てながら死ななかったと聞き、人に死ねと云いながら、自分はピストルがあったのに死ななかった腰抜けだと思っている。武士ではな...
昭和ヒトケタの父母が東条秀樹のことを貶す。戦陣訓の「俘虜の辱めを受けず潔く死を選ぶ」で死ななくても良かった日本人が沢山死んだと。 東条自身は戦後ピストル自殺を企てながら死ななかったと聞き、人に死ねと云いながら、自分はピストルがあったのに死ななかった腰抜けだと思っている。武士ではない。 保坂さんの本だから東条英機について読んでみる気になった。 父親が長州閥に盾ついた不遇の軍人で、秀樹本人は14歳で東京陸軍幼年学校に入学。以来、中央幼年学校、陸軍士官学校、師団配属後、陸大入学。本書にも戦場教育はあったが、一般教育がなかったとある。かなり精神論に重きを置き科学や統計を軽んじていた教育に少年期にドップリつかる。東条自身は暗記に強く、教科書通りに法令通りに進まないと気が済まないタイプであったと。 井沢元彦さんの本にも陸大は新聞も読まない。一般教養や社会的見分を広める教育が一切されなかったとあるから、東条のようなエリート意識が強い戦争屋を生んだんだろう。 東条の本質が判るのは関東軍参謀長時代。満州の都合、中国人、満州人のことを一切無視。満州国の建国精神、五族協和も考慮せず、陸軍の論理を押し通し、石原莞爾と衝突。憲兵を使って石原を追い落とす。誇大妄想狂の石原がまともに見えてしまう。 以来、しきりと憲兵隊を使うのが常道となる。独裁者の手法だが、恥と思う意識は皆無。 意外だったのは、首相になる際、聖慮を慮り、本気で日米会談に活路を見出そうと懸命だったこと。半面、信念はないのかとも思う。戦犯になり米国への評価をガラリと変えていることも、つまり相手を知ろうとすることもなく、ただ陸軍の思惑優先で決めつけているからだと思う。 東条英機が戦後、戦争の責任者として嫌われたのは、首相、陸軍大臣、参謀総長を兼務し、権力を己に集中させたこと、憲兵隊を駆使し国民を監視させたこと、etcと思う。 東条のような人間が独裁者となった国の在り方に問題があったんだなと思う。 多数の英霊の申し訳なく思いながら、日本は戦争に負けて良かったなと思う。
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対米戦争直前に宮城に向かって慟哭し、緒戦の真珠湾勝利に祝勝会を開き、庶民のごみ箱を見て回り、三軍の長(首相、陸相、参謀長)を兼務する折、ヒトラーは伍長上がり、私は将軍だと語り、時に、精神で敵機を落とすのだ、とまじめに語る等身大の東条英機が垣間見えます。このレベルの人材が当時の最高...
対米戦争直前に宮城に向かって慟哭し、緒戦の真珠湾勝利に祝勝会を開き、庶民のごみ箱を見て回り、三軍の長(首相、陸相、参謀長)を兼務する折、ヒトラーは伍長上がり、私は将軍だと語り、時に、精神で敵機を落とすのだ、とまじめに語る等身大の東条英機が垣間見えます。このレベルの人材が当時の最高権力者という事に、なんで、という気もしますが、これも時代の現実なのでしょうか。この世間知らずのまじめな軍人に国家の運命をゆだね、日本人だけで300万人を超える死者を出し(アジアでは、1000万人とも)したことに、なんとも言えない気分です。で、今は、どうなの、でもあります。★四つです。
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東條英樹の人柄が形成されるまでの話と陸軍、内閣時代における境遇や考えが東條視点で描かれていて興味深い。
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