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文字の歴史 ヒエログリフから未来の「世界文字」まで
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 研究社 |
発売年月日 | 2005/10/21 |
JAN | 9784327401412 |
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商品レビュー
3.7
8件のお客様レビュー
図書館で借りた。 文字通り「文字の歴史」を1冊にした本だ。楔形文字や線文字はもちろん、結び目で記録を残した「結び目文字」も文字の範疇として扱う。そして世界の様々なエリアの文字をざっとまとめられている。 東アジアの文字という章で、中国の漢字、韓国のハングル、日本のかな・カナ・漢字の...
図書館で借りた。 文字通り「文字の歴史」を1冊にした本だ。楔形文字や線文字はもちろん、結び目で記録を残した「結び目文字」も文字の範疇として扱う。そして世界の様々なエリアの文字をざっとまとめられている。 東アジアの文字という章で、中国の漢字、韓国のハングル、日本のかな・カナ・漢字の混在文字という枠組みは興味深かった。 著者は日本にも住んだことがある方らしいが、漢字や日本語はついに身につかなかったらしい。どうしても「アルファベットで育った西洋人から見た東洋文字」という偏見が文章に入っている気がした。別の本で日本人の考察が聞いてみたいかな。
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文字は決して音声を形にするだけのものではない。文字が文明と共にどのように変遷したかを辿る世界の物語。ラテンアルファベットの伝播とコンピュータ言語の興隆を超えて、これからの『文字』の未来についても最終章で語られる。
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楔形文字やヒエログリフのような有名どころから、アジア、南米のマイナーな言語/文字体系まで、およそ古今東西の文字として書かれたものについて網羅的に解説しようとした本。 表語、表意、表音節、表音(子音単音、または組み合わせ、母音)などの文字の話、歴史的な変化から、書体(ローマンとかゴ...
楔形文字やヒエログリフのような有名どころから、アジア、南米のマイナーな言語/文字体系まで、およそ古今東西の文字として書かれたものについて網羅的に解説しようとした本。 表語、表意、表音節、表音(子音単音、または組み合わせ、母音)などの文字の話、歴史的な変化から、書体(ローマンとかゴシックとかサンセリフみたいなフォント)の話、書き言葉と話し言葉の乖離まで、あらゆる「書くこと」に関する説明を詰め込んでいる。(原題は’A History of Writing’) 話題が多岐にわるため、個々のテーマについての掘り下げは少ない。百科事典を端から全部読むような感じ。これを読んで、ふんふんって全部すんなりわかる人居るのかな。 こっちは、表語、表音節入り乱れて、しかも表音節文字は二種類を文脈によって使い分ける(平仮名/カタカナ)、世界一複雑な日本語を使っている優位があっても、結構読むのが困難なのに、普通レベルの教養しかない英米人には絶対理解不能でしょう。 子音系の表音文字は、他言語に取り入れられやすい(元々、その文字が作られた際に表現していた言語を超えて、他の言語を表記するために借用されやすい)ため、普及しやすい(例えばローマのアルファベット)ことを指摘する一方で、そのような効率的な表記を目指して文字が「発達」するという言い方は避けている。 斜め読みでもしんどい。
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