未来者たちに

高橋睦郎(著者)

• 販売会社／発売会社: みすず書房/
• 発売年月日: 2005/10/13
• JAN: 9784622071600

商品レビュー

2022/05/24

こないだ高橋睦郎さんの古いインタビューをテレビでやってて、「詩とは？」と聞かれて「詩的なものからもっとも遠いもの」って答えていて、あら読まなきゃってこれ借りてきたらエッセイ？　でした。ほぼほぼ俗っぽいお話でいささか拍子抜けでしたが……。

「あとがきに代えて」の北原白秋にやられました！　ある幼い男の子が弟のオチンコを鋏で切って死なせちゃった事件があったらしく、この兄のことを白秋さん「天才である」とコメントしたんだとか。

また西条八十と一緒に子供の詩の選にあたった白秋さんが素晴らしい。八十さん特選に「えらいおぢさんしんだとき／かなしいうたがふえてゆく」を推したところ、白秋さん「これは子供が大人に媚びている詩だ」といって賛成せず、かわりに「スズメがないてゐる／ギジギジチョケヒョウロンとなく／おもしろいこゑ」を選んだんだとか。好きだわぁ。

2011/07/22

正確には、「途中で読むのを辞めた」。

なんかウソくさいし、説教くさい。

本当に詩人か？

ところで『護岸の思想』に、自分が住んでいる逗子海岸は白砂、とあるが、せいぜい灰色じゃないのかなあ。。。

そういう点も、詩人の感性、コトバと思いにくく、読み進められない。
(というか、その一点だけでも、不合格。コトバのプロでしょ)

多分、この人の本は二度と読まない。