暗夜鬼譚 剣散華(後編) コバルト文庫

瀬川貴次(著者)

• 販売会社／発売会社: 集英社/
• 発売年月日: 2005/10/31
• JAN: 9784086006705

商品レビュー

2010/05/28

逃れられなかった宿命…

[文庫ＯＦＦ]

逃れられなかった宿命、断ち切れなかった恋情、そして、それらを凌駕する友情。夏樹と一条の行く末は…。

2016/11/25

『さらば、友よ。』って帯で、読む前から不吉な予感しかしない。一騎打ちのさなかに、夏樹が「戻ってこい一条」なんて言っても、一条にしたら「お前に言われたかねぇわ」だろうに（苦笑）。夏樹が暴れまくった理由が今一つピンと来ませんが、結局は良い落ち着き方でした。いろいろカポー出来上がりましたけど一条と馨のコンビがいい感じですけどね。実現無理なのが残念。ところで承香殿の女御の出産で主上は落ち着くのでしょうかね。弘徽殿の女御の出産じゃないのが悔しいけど。

2005/11/06

とうとう最終巻。華不魅さんの表紙に魅かれて第1巻暗夜鬼譚から読み続けたお気に入りのシリーズ。何故にシリーズものには終わりがくるのでしょうか？1冊完結のままずっと続くのかな、と期待してたし、今回のお話についても、また次の事件に続くとかすかに期待していたのに。終わってしまったのが残念。
もう少し余韻が欲しかったなぁ。一条と夏樹の間には読者にはわからない熱い友情があるのね、と思い込むことで気を紛らわせることにします。最後があっけなくて、寂しいよ〜。番外編でも書いてくれないかな。一条が本当の名前で活躍してからのお話も、この設定でいつか読みたいものです。