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バロックから初期古典派までの音楽の奏法 当時の演奏習慣を知り、正しい解釈をするために
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 音楽之友社 |
発売年月日 | 2005/11/05 |
JAN | 9784276140301 |
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バロックから初期古典派までの音楽の奏法
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バロックから初期古典派までの音楽の奏法
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
楽譜といえど記載方法も違えば画一したルールもない。書かれていないことも多々あり、ピッチや調性も地域や時期によっても違う。楽器は断片的に残るだけ。当時の音はもはや聞くすべもない。 では、こんな状況で当時の音楽をまったく知ることはできないのか。決して手に届かない異質のものではないのだ...
楽譜といえど記載方法も違えば画一したルールもない。書かれていないことも多々あり、ピッチや調性も地域や時期によっても違う。楽器は断片的に残るだけ。当時の音はもはや聞くすべもない。 では、こんな状況で当時の音楽をまったく知ることはできないのか。決して手に届かない異質のものではないのだと思う。 まったく同じようにというわけにはいかないが、完全に的外れになるということはない。これほど多様で混沌とした中で音楽というものが今の今まで続いているということはほんとうに有難いことなのだと思う。人間が人間である以上、完全な理解はできなくても、まったく理解できない未知のものではないというのはほんとうに不思議なことだ。それだけ音楽、芸術が人間の生活や本質に密着している存在なのだと思う。 資料の収集が非常に充実しており、残された手がかりから考えられる演奏方法を導き出す手法はただの演奏家である以上に、芸術家としての技だと感じられる。 バロック、古典、バッハは難解、そういうところもあるかもしれない。しかし、残された資料や楽譜に託された芸術家たちの願い、それらはどこかで今も通底している。
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全体的に言えることだが、特に前半部分は、日本語が変。文章がへた。誤字か著者独自の用語か、どちらかわからないが、変な用語や表現がかなり目に付く。もちろん、あきらかな用語の間違いもある。 間違いであろう例を挙げると、フランス語のsecondeが「セゴンド」。「社界的」は「社会的」だ...
全体的に言えることだが、特に前半部分は、日本語が変。文章がへた。誤字か著者独自の用語か、どちらかわからないが、変な用語や表現がかなり目に付く。もちろん、あきらかな用語の間違いもある。 間違いであろう例を挙げると、フランス語のsecondeが「セゴンド」。「社界的」は「社会的」だろう。「コンチエルト」。「チュートン系の貴族」。「(Strum und Drang 嵐と哮(たけ=原文ルビ)り」→疾風怒濤という定番の訳語をなぜ使わないのか?おまけに、カタカナ表示が「シュトルム・ウント・ドラング」。 J. S. バッハとドメニコ・スカルラッティは、同い年なのに、後者はバロック以降の作曲家に分類されているし、ラモーやF・クープランもバロック以降に分類されている。音楽史の通常の分類とは異なるのに、説明が全然ない。 類書がなかなか無いだけに、残念。 トン・コープマンの本のほうが面白いような気がする。
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アメリカの音大で教鞭をとった著者が講座を書籍化。ターゲットは音大生か、譜例や演奏上のアドバイスも多数。即興要素あるバロック時代の様子を、奏法/記譜/演奏文化/楽器紹介など、さまざまな視点でシンプルにまとめた。"即興音楽論"な項もあり、非常に興味深く読んだ。註を...
アメリカの音大で教鞭をとった著者が講座を書籍化。ターゲットは音大生か、譜例や演奏上のアドバイスも多数。即興要素あるバロック時代の様子を、奏法/記譜/演奏文化/楽器紹介など、さまざまな視点でシンプルにまとめた。"即興音楽論"な項もあり、非常に興味深く読んだ。註を多用するがページの直下に書き記し、全体を俯瞰しつつ読み進める編集もわかりやすくていい。 バロック時代は記譜を踏まえつつ、相当に奏者へ演奏表現の幅を許していたと、本書から知った。現代のクラシックでも、ぜひバロック的な即興要素を活かし続けて欲しい。実際にどうなのかは、よくわからないが。
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