意地を通せば夢は叶う！

河内敏光(著者)

• 販売会社／発売会社: 東洋経済新報社/
• 発売年月日: 2005/11/03
• JAN: 9784492501498

商品レビュー

2012/04/26

bjリーグで開幕当初から２０１２年現在までコミッショナーを務める著者の、自伝的内容。さらっと書いてある内容も多く、読みやすかったです。
深く掘り下げると言うより、話の取っ掛かりとして読むのにちょうどいい本かなと思いました。

2011/12/09

プロローグ　成功への確信

第一章　日本代表のチーム改革　世界に近づいた日々
　日本代表監督就任　どん底からのスタート
　常識破りの強化方針
　河内流チームマネジメント
　代表チームの劣悪な環境と乏しい予算
　「改革」の成果と協会への二つの要求
　日本代表の抱える構造的な問題点

第二章　地域密着型プロスポーツの時代　露呈した企業スポーツの限界
　三井生命バスケ部休部　名門チームが続々と休廃部
　池田弘氏との出会い
　三井生命退社とプロチーム立ち上げ
　日本初のプロバスケチーム・新潟アルビレックス設立
　敵を味方に　県協会との関係改善
　黒字化に成功　バスケには市場価値がある

第三章　ｂｊリーグが目指すもの　守旧体質の壁を越えて
　進まないJBLのプロ化計画
　独自のプロリーグ構想の立ち上げ
　JBL脱退という決断
　ｂｊリーグ誕生の瞬間
　三つの理念　私たちの目指すもの
　ｂｊリーグの概要、運営形態
　リーグとチームを株式会社化
　プロスポーツが地域を活性化する
　進化するリーグ　変化をいとわない組織作り

第四章　「意地」と「情熱」の原点　バスケの楽しさに目覚めた日々
　「プロ野球選手になりたい」　草野球に明け暮れた少年時代
　バスケとの出会い
　「いつかはここで・・・・・・」　あこがれの代々木第二体育館
　名門京北高校バスケ部　150名の新入部員
　「絶対勝つ」　植えつけられた勝利への執着

第五章　バスケ一色の人生から学んだこと　大切なのは「技」より「心」
　明治大学進学　即戦力としての期待
　「自分たちの手で自分たちのバスケを」　自主性の精神
　三井生命入社という選択
　一部昇格を達成
　仕事とチーム、日本代表の両立
　自分らしい引き際
　選手から指導者へ
　選手に請われヘッドコーチ就任　全権の確保がポイント
　何よりも優先させた「心」の指導
　バスケから学んだ「感謝」の心

エピローグ　NBAを超える日

2011/08/04

【66】
新潟シリーズ第三弾。新潟アルビレックスの社長からbjリーグを立ち上げ社長に就任した半（？）自伝的作品。実は河内氏には学生時代にインタビューしたことがある。ともすれば理想論的になってしまいがちなプロスポーツクラブの設立にあって、アルビレックスのスタートにあたり「１０円でいい。１円でもいいから黒字にしたい。バスケがビジネスとして成り立つことを証明したい」と語っていたのが非常に印象的で自分がスポーツビジネスに興味を持つきっかけと作ってくれた人である。

2011.8.8読了