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実録 死体農場
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実録 死体農場

ビル・バス(著者), ジョン・ジェファーソン(著者), 相原真理子(訳者)

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実録 死体農場

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館/
発売年月日 2005/11/07
JAN 9784093563819

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商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2026/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私はパトリシア・コーンウェルの作品を読んだことがない。 もちろん、非常に著名な方で検屍官シリーズがある、ということも知っているし、切り裂きジャック事件解明のために、犯行声明文を競り落とした、という話を聞いたことがある。 この著作「実録 死体農場」はパトリシア・コーンウェルの作品で有名になったというが、実際にはそれ以前からあり、死体農場という名前がつく前から存在していたものだという。 私は昆虫に興味があるので、法医昆虫学の本はいくつか読んでいる。死体が放置されたら一番先に気づくのはハエだということも知識として知っている。 腐敗の段階を実際に観察するための施設、凄いなあ、と思う。日本でもあるといいかな、と思うのだけれど、日本では誰にも知られずに放置された遺体というのは、アメリカほどないような気がする。どちらかというと、遺体が焼けたときどうなるのか、火災現場の証拠保全を考えるという実験施設のほうが日本には適しているような気がする。もしくは土の中に埋めたときに遺体はどのように変化していくのか、とか、コンクリート詰めされた遺体から何が起こったのかを知る技術、とか。 死体農場を創設したビル・バスさんが書いた、この著作。私は面白かったと思う。淡々としているし、学術的だと思うけれど、このような姿勢が冤罪を防ぐことになるのかもしれない。「自分たちが行うのは何があるか、もしくは、何がないか、を示すこと」と書かれていた。捜査は自分たち以外の人の仕事である、と。ビル・バスさんが関わった事件がこの本には書かれているが、その中に犯人が捕まっていないものもいくつかある。第三章「よからぬ叔父」の話もそうだった。罪を犯して収監されていた叔父が姪をレイプして殺した、と吹聴していた。姪は行方不明になっており、姪と思われる骨が見つかる。ビルが姪であることを証明したが、叔父がレイプして殺した証明は出来ず、叔父は無罪に。姪の父(叔父の兄にあたる)は叔父の弁護人を賞賛したという。 指紋採取のスペシャリストの話が面白かった。 水死体の指紋採取は難しいのだが、柔らかくなってしまった皮膚を固くするために、アルコールに漬けるそう。そして逆に乾燥で固くなってしまった皮膚を柔らかくするにはダウニーを使うとか。ダウニー社の人が自分の社の製品の芳香が現場で漂っていることを知っているのだろうか。 ビルの失敗話も2つほどあげられていて、死体農場創設のきっかけになった死亡推定日時を100年以上間違えた話(防腐処理されていた死体だった)、現場で遺体が放置されていた期間の気温をよく調べずにとっさに言ってしまった死亡推定日時が誤っていたが、それを別の裁判でも出される話とか。いや、第一人者って大変。 ビルの私生活、妻を亡くした話、再婚した話、再婚した妻が亡くなった話、など、仕事に没頭して悲しみを忘れる、という、こちらの涙を誘うような話もあった。 日本では考えられないことだが、ビルの捜査協力に大学院生が助手として活躍している。科学捜査があまり機能している感がない日本だが、どうにかならないものかなあ。

Posted by ブクログ

2017/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2005年刊行。 著者ビル・バスはテネシー大学人類学研究所所長、同ジョン・ジェファーソンは科学ライター。  パトリシア・コールウェルの小説「死体農場」(検屍官シリーズの一書)のモデルとなった法医学研究所。本書は、そこでなされた法医学的な調査、すなわち、幾つかの現実の殺人事件における死因その他の解明過程を叙述した書である。  個人的には「死体」が生物的・化学的にどのように変化するか、あるいは殺人など身体に科される物理的・化学的外力がどのような影響を及ぼすか、に関心があったところだ。  勿論、所々、かような問題点に触れられてはいる。  例えば、舌骨は簡単に砕けるので絞殺事件を弁別できること。あるいは、大腿骨が若年期は軟骨を挟んで5つに分別され、また、頭蓋骨も若年期は噛合が広く(軟骨が繋いでいる)、年齢を経るにつれて噛合が狭くなっていく。さらには、全身の焼毀は身体を屈曲させる。といった具合だ。  ところが、本書自体は、個別事件との関わりについての叙述が主である。そういう意味で、社会的な意味合いにおいてセンセーショナルな記述ではある。  しかしながら、先の私の関心事、すなわち、生物学的見地からの、人間の死、その変性という内容には切り込めておらず、科学ライターの著作ということから期待した内容という観点では物足りなさを感じずにはいられなかった。

Posted by ブクログ

2013/08/26

イメージから、もっと色々な検死のことが書いてあるかと思ったが、ほとんどが「骨」のこと。 もっとも、タイトルの死体農場の意味することを考えれば、正しい内容である。

Posted by ブクログ

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