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物語の娘 宗瑛を探して
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2005/05/31 |
JAN | 9784062129589 |
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物語の娘
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
知り合いの文化庁の先生が、とある講演会で「僕の後輩にあたる人が書いた本なんだけどね」と教えてくださった本。 帯には 「芥川龍之介と松村みね子(片山広子)、堀辰雄と宗瑛(片山総子)。師と弟子、母と娘との二代にわたる“文学的”な「軽井沢の恋」のゆくえは…。日本の近代、現代文学史において特異な閨秀作家の「謎」を探る知的冒険」 などと書いてありますが、正直堀辰雄いじめかしら・・・と思わないでもありませんでした(笑 あと、芥川と母親の方は流して読んじゃいそうになるし・・・(何 ネタバレで申し訳ないのですが、この謎に包まれた「閨秀作家」はアイヌ地名研究家であった山田秀三という方の奥様でありました。結婚されてからは作家であった過去を一切捨て、普通の「おばさん」として生きていらっしゃった方なのですが、死後約20年を経てこうして評伝として復活を果たされたというのは、何とも感慨深いというか、ちょっと言葉が見つかりません。幻の作品も読めますし。 なんだか尻切れ・・・。 言葉が整理できません。
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芥川龍之介がひそかに慕っていた年上の女性作家松村みね子と、 芥川の弟子の堀辰雄が恋していた松村みね子の娘である宗瑛、の4人の話。 堀辰雄は自分たちをモデルにして「聖家族」という小説を書いた。 堀が好きだったのはたぶん宗瑛ではなく、物語の中の彼女あるいは彼女と彼女の母と自分の関...
芥川龍之介がひそかに慕っていた年上の女性作家松村みね子と、 芥川の弟子の堀辰雄が恋していた松村みね子の娘である宗瑛、の4人の話。 堀辰雄は自分たちをモデルにして「聖家族」という小説を書いた。 堀が好きだったのはたぶん宗瑛ではなく、物語の中の彼女あるいは彼女と彼女の母と自分の関係性。物語の中の自分。 そして、もしかすると、松村みね子ですらなく、芥川への憧憬から来るものだったのかも。 宗瑛が選ばなかったのも無理はない。 こういう歴史の隅っこの、誰にも知られないところを読み解いていくような話が昔から好きだ。
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