鳥はねぐらにかへれども 融けていく家族へのまなざし

西山明(著者)

• 販売会社／発売会社: 三五館/
• 発売年月日: 2005/06/19
• JAN: 9784883203260

商品レビュー

2012/03/12

今まで誰も借りたことがないんじゃないか。共同通信社の編集委員だった人がこれまでに書いたものや講演の原稿などをまとめたもの。アダルト・チルドレンの著作もあったりして、どうりで見たことある名前だ。しかし、2005年に亡くなったから、これまでどこにも収録されていないものをまとめた感じ。少年犯罪について読みたくて借りたけど、後半は愛国心がテーマになってて、読み飛ばした。雑多な印象。表紙の写真はきれいだけどね。

2011/09/25

家族間のDVや学校や勤め先でのいじめ、殺人などの凶悪な犯罪、それらを起こす人間の背景にはいったい何があるのだろうか。
ほとんどが育った環境に問題があるのではないかと思われる。
暴力は連鎖する。殴られて育てば、人を殴るようになる。
人とのコミュニケーションの手段がわからないのだ。
小学校に忍び込み子どもたちを殺傷した宅間死刑囚も、最後まで反省の念もなく、被害者やその家族への懺悔の気持ちも全くなかった。
全てを人のせいにしかできない人間が多く存在することに胸が痛んだ。