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アゴールニンズ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
| 発売年月日 | 2005/06/15 |
| JAN | 9784152086426 |
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アゴールニンズ
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
※『ドラゴンがいっぱい! アゴールニン家の遺産相続奮闘記』に改題(和爾桃子訳、ハヤカワ文庫FT、2008年)
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一代で成り上がったボン=アゴールニンが亡くなった。彼の遺産を巡って長女の夫と次男が争う中、次女セレンドラと三女ヘイナーは、どちらか先に結婚相手を見つけた方が、二人分の持参金を使おうと約束しあうのだが…。 ここまで書くと、どこの世界にもありがちな、遺産相続を巡るある一家の騒動に...
一代で成り上がったボン=アゴールニンが亡くなった。彼の遺産を巡って長女の夫と次男が争う中、次女セレンドラと三女ヘイナーは、どちらか先に結婚相手を見つけた方が、二人分の持参金を使おうと約束しあうのだが…。 ここまで書くと、どこの世界にもありがちな、遺産相続を巡るある一家の騒動に見える。「でもただ一つ違っていたのは」と、『奥様は魔女』風アナウンスで続けてみると、「彼等は、龍だったのです」。 人間を襲い、王子様の退治アイテムだった竜が、ここでは主役を張る。人間も登場するが、ヘンな言葉を喋る、まるっきり道化役。モデルとされているのは、ヴィクトリア朝のイギリス。国王はいるが、所謂絶対王政ではなく、爵位を持った貴族達が幅を利かせている。 ドラゴン界の『高慢と偏見』と書かれていた記事もあった。しかし、どちらかと言うと前半は、同じオースティンの『分別と多感』(映画『ある晴れた日に』の原作)に似ている。なかなか思い切って好意を示せない次女セレンドラは『分別』エレノアを、持参金云々の話を持ち出す三女ヘイナーは『多感』マリアンヌを想起させる。 決まった日に教会に行き、最期は神父が懺悔を聞く。しかるべき身分の男性はちゃんとプロポーズの手順を踏み、女性は慎ましくそれを受ける。人間世界のような堅苦しいルールに縛られている竜達の中でも、とりわけ弱い立場にいるのは、やはり女竜(じょせい)。財産がなければ結婚相手にも事欠き、母親達は社交シーズンに向けて、娘をせっせと磨き上げる。妻でない女性は、まるで品評会に出される商品扱い。そんな風潮は、そのまま人間世界の風刺にもなっている。但し、この物語では、アゴールニン家でも、父親の懺悔を聞いて懊悩する長男、出世のチャンスを狙って、長年の恋人と有望な令嬢を量りにかける次男に比べ、長男の嫁、セレンドラの召使いなど、概ね女竜達が魅力的に描かれており、抑圧される側の息苦しさをすっ飛ばしてくれる。 「骨肉相食む争い」「弱肉強食」、エトセトラ、エトセトラ。幾分物騒に聞こえても、普段は聞き流す比喩が、今回は偉くリアルに感じられる。例えば、『親の財産を食いつぶす』なんて言葉がある。竜の世界では、文字通り、亡くなった竜の体は、遺族が受け継ぐべき遺産として、遺族達に食べられてしまう。つまり、文字通り食いつぶされてしまうのだ。アンリアルな表現が、アンリアルな動物=竜を主役にする事でリアルに転じる点が面白い。 竜という字に「ひと」というルビが振ってあり、「じんせい」は「竜柄」になる。「啖爵(だんしゃく)=男爵」「蛟爵(こうしゃく)=侯爵」「珀爵(はくしゃく)=伯爵」などの当て字も、竜の仕草を思い出せば、ピタリとハマる。「原語が一体どう書かれていたんだろう?」と興味をそそる訳し方といい、この翻訳者はとてもセンスがいい。竜物紹介の絵が本の見開きの所にあって、あまりそれぞれの見分けがつかないのが残念。 世界幻想文学大賞受賞作。
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献辞、謝辞〜のページに、「ヴィクトリア朝小説の原理原則の多くが間違いであり、事実にもとづいた小説がこの本である」と書いたあったので期待したが。 教会、牧師、伯爵といった人間世界をドラゴンに置き換えただけ。売春まででてきた時には。あまりのつまらなさに読み続けることができなかった。
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