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お菓子放浪記 講談社文庫
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お菓子放浪記 講談社文庫

西村滋(著者)

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お菓子放浪記 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2005/07/14
JAN 9784062751414

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商品レビュー

3.8

17件のお客様レビュー

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2018/09/16

主人公の滋少年の、 お菓子に対する思い入れを軸に、 戦争時の世相を読むことができて面白かった。 満足に食事にありつけない時代で、 縁故者いないなか、 感化院に入れられ理不尽な世の暴力を体験したり、 旅役者の一座に入り込みながら、 本物のお菓子に恋焦がれる。 お菓子は戦時中の滋少年...

主人公の滋少年の、 お菓子に対する思い入れを軸に、 戦争時の世相を読むことができて面白かった。 満足に食事にありつけない時代で、 縁故者いないなか、 感化院に入れられ理不尽な世の暴力を体験したり、 旅役者の一座に入り込みながら、 本物のお菓子に恋焦がれる。 お菓子は戦時中の滋少年にとっての何かの象徴であり、 心の中に一つ、 折れない本物があったから生き延びることができたのだろうか。 今の時代は当時に比べて恵まれていることは間違いないのだが、 あとがきに出てくる、 著者が若い人から受け取った手紙で、 「あなたの少年時代がうらやましい」 という内容には考えさせられる気がした。 欲しいものが簡単に手に入るという事。 Amazon で何でも手に入る今の時代とは違う。 必ずしもAmazon が人を幸せにするのかどうなのか考えさせられる。 また、 Amazon ではないが、 Arzon (アルゾン) というサイトは、 国内最大級のセクシービデオの品揃えである。

Posted by ブクログ

2014/08/09

6才で母を9才で父を亡くし孤児となった滋少年のお話です。 孤児院を何度も脱走しお菓子を盗み、先の不安と空腹の中、担当刑事の遠山さんにもらった2つの菓子ぱんが物語の始まりです 孤児として、戦時中に生き抜く姿はたくましく、沢山の人との出会いの中に、人を恨む事も無く感謝して生き抜く姿に...

6才で母を9才で父を亡くし孤児となった滋少年のお話です。 孤児院を何度も脱走しお菓子を盗み、先の不安と空腹の中、担当刑事の遠山さんにもらった2つの菓子ぱんが物語の始まりです 孤児として、戦時中に生き抜く姿はたくましく、沢山の人との出会いの中に、人を恨む事も無く感謝して生き抜く姿に感動しました。 一つ一つ感動した部分を取り上げるときりないので、ひとつだけ… ある日、頼る人もなく困った滋少年が、菓子ぱんをもらった恩人であり、大好きな遠山さんを訪ねて行くのですが、遠山さんは 空襲を受けて亡くなっていました。 その後、『行くところがないのなら、家にこないか?』と親切を受けるが、これ以上親切にされたら、悲しみが増えるだけと断る場面はほんとに切なかったです。 自分の寝るところも、食べる物もないのに、親切にされてその人に何かあったときの悲しみに耐える事の方が辛いと思える、滋少年に感動しました。 貧しくとも、生きる希望と強い志や人を大切に思いやったり感謝する気持ちがあれば 人は立派に生きて行けると思いました。 今は食べる物にも、寝る所にも何不自由なく、生活しているのに毎日不満がつきない私がいたりして… 感謝する気持ちがどこにあるのかさえわからない時があったり… あらためて、幸せであることに感謝して生きて行かなくてはと思う一冊でした。

Posted by ブクログ

2014/02/07

最初のプロローグをよむと、幸せ一杯の家庭風景が、書かれており、デパートの《全国銘菓まつり》で、のお菓子を一杯買い占めるのに、口に食するのでなく、心で、食べると、、、、作者は、語る。 6歳で母と、9歳で父と、死別をして、孤児となった少年の作者。 孤児院の逃亡を何度も試みる昭和15...

最初のプロローグをよむと、幸せ一杯の家庭風景が、書かれており、デパートの《全国銘菓まつり》で、のお菓子を一杯買い占めるのに、口に食するのでなく、心で、食べると、、、、作者は、語る。 6歳で母と、9歳で父と、死別をして、孤児となった少年の作者。 孤児院の逃亡を何度も試みる昭和15年、菓子屋の店先から菓子袋を盗んでしまった少年は、感化院行きになる。 戦争を挟んで、、感化院に行った少年は、今の時代考えられないような場所で、、世間を渡って行く。 戦争と言う巨大な力で、人間の感覚がマヒして、暴力も、説教も、人間の人格を無視した行為が、感化院の少年たちに与えられる。 人間上下の差が、無いと言えない時代、NO!と、言えば、お仕置きが、待っており、天涯孤独の少年は、すがる人もいないのである。 不条理の社会に身を置きながらも、この本は、木下恵介 人間の歌シリーズで、連続放送になった作品である。 ナースの奥様の陰の努力、またお子さんのおもちゃの銀貨の優しさが、あっての今幸せの作者が、この小説を書けたのであろう。 今の時代、何でも欲しいものが、手に入る。 目の前に、欲しいものが、ありながら、不合理にも、手に入らなかった時代。 そして、目の前に、欲しいものが、手を伸ばせば取ることの出来るのに、富永先生と巡り合って、喉から手が出るほど欲しい大福餅を、自分の意思が、ねじ曲がらないように、家にほうり投げるシーンは、意志が、強くないと、出来ない事だと思う。 題名と違って、とても、辛い話で、今の物質文明時代、これでいいのかと、考えさせる本で、あった。

Posted by ブクログ

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