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よるねこ 集英社文庫
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よるねこ 集英社文庫

姫野カオルコ(著者)

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よるねこ 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/
発売年月日 2005/06/25
JAN 9784087478327

よるねこ

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商品レビュー

3

9件のお客様レビュー

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2010/05/28

あまりホラーらしくな…

あまりホラーらしくないホラー短編集。本人が「自分はラッキーだ」と思っている以上のラッキーはない、というホラーの読後感らしからぬ感想を持ちました。

文庫OFF

2015/07/31

ゾーッとする短編8編。 暑い夏にピッタリじゃないか。 『よるねこ』うぅ、よくわからなかった。 『女優』手段を選ばないのね。 『探偵物語』知らなくてもいいことはある。 『心霊術師』うちにも来て欲しいような。 『X博士』何かに夢中になりすぎて、我を忘れないようにしよう。 『ほんとうの...

ゾーッとする短編8編。 暑い夏にピッタリじゃないか。 『よるねこ』うぅ、よくわからなかった。 『女優』手段を選ばないのね。 『探偵物語』知らなくてもいいことはある。 『心霊術師』うちにも来て欲しいような。 『X博士』何かに夢中になりすぎて、我を忘れないようにしよう。 『ほんとうの話』タイトルからすでに怖い。 『通常潜伏期7日』歯茎から……。 『獏』他人のことはわからないもの。思い込みもかなりあるよなぁ。

Posted by ブクログ

2015/05/16

ホラーとミステリー八編からなる短篇集。 夏で、暑いので手にしてみました。 ネタバレに気を付けつつ、順に読んでいきます。 よるねこ  「こうして温かい味噌汁をかけると、ごはんも温かくなる」と、無頓着に娘の食事に気をつかう母親。娘の視点で追うホラー。   身近な、特に肉親を...

ホラーとミステリー八編からなる短篇集。 夏で、暑いので手にしてみました。 ネタバレに気を付けつつ、順に読んでいきます。 よるねこ  「こうして温かい味噌汁をかけると、ごはんも温かくなる」と、無頓着に娘の食事に気をつかう母親。娘の視点で追うホラー。   身近な、特に肉親を扱うホラーって怖いですねぇ。って、ネタバレに注意してるから、何にも書けないね(^^; 女優  普通に恋人がいる二十八歳の達哉と、彼の恋人とをめぐるサイコホラー。   この一冊の中では、僕が一番気に入った作品です。なぜ気に入ったかと言うと、女優が……って、やっぱりネタバレになるから、なんで気に入ったか書けない(ノ_<。)これだけミステリが氾濫している中にあって、全く斬新な展開に唖然とした一編でした。唖然として、唖然としたところに、再び恐怖が伝わって来る波状のサイコホラーでした。 探偵物語  探偵の依頼主は若いサラリーマン。依頼内容は、彼の婚約者を調査すること。婚約者の心の影に迫るミステリー。   真実とは、真実みのある嘘なのか。婚約者の心遣いが……って、やっぱり、ネタバレになるからこれ以上書けない(×_×) 心霊術師  「吉田は力持ちだったので、倉庫に勤めていた。」と、とぼけた記述で始まるスペース・ファンタジー?   いい加減、ネタバレ注意が面倒になったので、感想は、ホラーネタ以外のところからm(v_v)m 当たり前のことなのですが、人の幸せは、本人の心の内にあるものだと気づかされました。たとえこの一編が、スペース・ファンタジーであろうとも、なかろうとも…… X博士  渋谷区の大学に通う康介が、休講で空いた時間にふと訪れた路地。ひっそりと佇むレトロな小屋で、康介が遭遇するホラー   小屋のレトロな様子が生々しく伝わってくる短編ホラーらしいホラーでした。「妖しげな魅力には注意しよう」と心に命じてしまいました>*O*< ほんとうの話  女性の独白、子ども時代を過ごした田舎町から、東京に出て、勤めるまでの独白で綴る、ホラー。   これも、いわゆる短編ホラーらしいホラーです。ですが、僕には語り部が、他人の死に接する感情を量る感慨が印象深い作品でした。子どもに必要なのは、無理に死を悼ませることではなくて、成長を促すことなのだな。と、少々的はずれなホラーの感想でした。 通常潜伏期七日  インターネットウェブサイトに取材した、高校生「みつる」くんの物語。   怖いのですが、またもやとんちんかんにホラーではない部分で感想をm(v_v)m 僕には新しいメディアに接して、成長を遂げるみつるくんの瑞々しさが好ましく思えた一編でした。さらに、とんちんかんですが解説。「濾過性病原体」とは、細菌濾膜を通過してしまうほど小さな病原体の意味で、現在はウイルスと呼ばれています。可視光の波長よりもすごく小さい(アッベの公式d=0.61λ/nsinαに、λ=400nm、n=1.5、α=π/3を代入して計算してみよう!)ので光学顕微鏡でも見ることが出来ません。十九世紀末に細菌濾膜で漉した濾液でも感染してしまう牛やたばこで、存在が確認されたようです。この「小さな病原体」を実際に見られるようになったのは、電子顕微鏡が実用化された1930年代以降のこと。つまり、発見から約四十年間はほんとうに「濾過性病原体」でしかなかったのですね。そこで、本作品に登場する文献は、二十世紀初頭に記されたものではないのかな。と推測します。う~ん。やっぱり蛇足でしたねm(v_v)m ちなみに、現在はタンパク質は濾過するけれど、ウイルスだけは通さない膜なんてのが開発されて、医薬品の製造に利用されているようです。すごいですね。最新科学もすごいけれど、ウイルスの発見から遡ること百年。見ることもできない、認識もされていない病原体のワクチンを作ったジェンナーもすごいですよね。 獏  アナウンサー試験に二度失敗し、つまらない毎日を送っていたまなみを襲うホラー   ネタは、よく聴くホラーなのですが、二重、三重のトリックが仕組まれていて、最後は……。携帯電話を持つのも怖くなっちゃいますね。 僕は、ふだんホラーは読まないのですが、前作「特急こだま東海道線を走る」文藝春秋2001/10/30での人間描写や、長編としては一番最近の「整形美女」新潮社1999/01/20で描かれた性役割の考察などが面白かったので挑戦してみました。そういう意味では、「ほんとうの話」や「女優」が僕にはフィットした作品でしたが、いわゆるホラー好きの方はどのような作品を好むのでしょうか。

Posted by ブクログ

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