日本の風景 松 絵本 気になる日本の木シリーズ

ゆのきようこ(著者), 阿部伸二

• 販売会社／発売会社: 理論社/
• 発売年月日: 2005/06/25
• JAN: 9784652040355

商品レビュー

2024/05/23

「わざわいから守ってくれる木として日本人のかたわらにいた松の木。大切な資源として,人間と共生していた日本の風景にかかせない木。」
「海辺でよくみられる松。記憶にきざまれているかもしれない風景ですが、じつは昔の人が考えて植えたものでした。その理由とは、いったいどんなものなのでしょうか。松は、私たちの生活のなかでさまざまな形でつかわれてきました。
「松炭」は刀鍛冶で刀をきたえるときに、燃やした”すす”から墨をつくり、幹からとれる松脂は接着剤、ガム、せっけん、しゃぼんだまにもつかわれています。
お正月には門松がかざられ、盆栽では自然の風景を小さな盆に写し取っています。日本にくらす人々がそだてた松との歴史。あなたの身のまわりにもある松。つぎに松をみるとき、いったいどんな気持ちをみつけることができるでしょうか。」
（絵と言葉のライブラリーミッカ　本紹介）

2011/06/27

3才の息子が選んできた。渋い好みにわらったが、なかなかどうして良い本で、シリーズの他の本も読んでみたくなった。松という一つの植物にテーマを取って、でも図鑑ではない、まるでおばあちゃんが教えてくれているような感じ。ちょっと新しいと思った。浮世絵風の絵も好き。