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末世炎上
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2005/01/24 |
JAN | 9784062127622 |
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末世炎上
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商品レビュー
3.2
5件のお客様レビュー
貧民の娘が記憶を失い、あれよあれよと言う間にすわ入内…歴史改変かと焦った。後冷泉に御子が産まれてたら…を見たい気がしないでもないが。禎子内親王がもっとしゃしゃって来るだろうし。 勿論メインは小野吉子だけど、頼通・能信の藤原身内の覇権争いが個人的にはキモ。頼通んちの養子(師房)vs...
貧民の娘が記憶を失い、あれよあれよと言う間にすわ入内…歴史改変かと焦った。後冷泉に御子が産まれてたら…を見たい気がしないでもないが。禎子内親王がもっとしゃしゃって来るだろうし。 勿論メインは小野吉子だけど、頼通・能信の藤原身内の覇権争いが個人的にはキモ。頼通んちの養子(師房)vs実子(師実)とか、東宮母子と能信の内情とかも書き込んでほしかったな。 まあ言うても「地獄の御導師、怨堕羅夜叉明王の弟子の獄栄」ってその名も胡散臭い悪役とか、日記のネタにと世迷い事に加担する紀貫之の子孫とか、かなりファンタジー入ってます。 豪奢な屋敷に住んでいても滅多に両親と顔を合わせない貴族の子息どもが、貧民の茅屋を訪れた際に「子は宝」と断言されて、たじろぐ場面が印象的だった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
平安時代の小説といっても雅びな宮廷社会を舞台にしたお話ではない。 平安の闇というべき貧民の暮らしや、下級役人の暮らし向き、または名門に生まれながらも無為に生きる若者の屈折した悩みなどに焦点が当てられているのが本作。前半は興味深かった。 魑魅魍魎が跋扈していた時代なので突拍子もない展開も頷けるけど、後半の、謎を何とか収束させてしまおう~な雰囲気に飽き飽きしちゃいました。 最後は綺麗に収まった感じ。 というか案外あっさり記憶が戻ったり忘れたりで拍子抜けです。 もう少し余韻が欲しかったな、と思いました。
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本当に最初だけやや単調なものの、 髪奈女の章に入ってしまえばもうあとはぐいぐい引っ張られていく。 平安の分かりにくいシステムも著者が説明してくれる。 (ただこの説明の時に思いっきり現代用語を持ってくるので、 それで雰囲気がぶち壊しと言うか、興ざめになることもある) あとは容赦ない展開に、複数人の視点は文句なしに面白く、 最後までぐいぐい読ませてくれる。 が、 結末がねー……。 これも全然ありだとは思う。さっぱりした終わりだし。 でもなんかすっきりしないのが本音。 若い美形二人組があっさり結ばれるようなことがなくてよかったものの、 問題は音近……。 「なに?どうなったの?」って言いたくなる、このイライラ感。 これが相当不快。★-1されるくらい不快。 さすが優柔不断の男。年齢を重ねた分弱くなっているのだろうか。 兎角作者がそれを許せても、読者が許せるかどうかは別。 特に若い読者は。 あと、謎を引っ張って引っ張って引っ張りまくる手法が、 個人的にイライラしてくるくらいくどく感じたので そこも★-1。 でも面白かったです。 お気に入りにはならないけれど。 (それは私の好みの問題です)
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