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ロシアフォークロアの世界
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 群像社 |
発売年月日 | 2005/05/09 |
JAN | 9784905821304 |
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ロシアフォークロアの世界
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目次 ロシアフォークロア概論(ロシアフォークロアと神話) ロシアフォークロアのジャンル(ロシア昔話;ブィリーナ―ロシア英雄叙事詩 ほか) ロシア文化とロシアフォークロア(宗教とフォークロアのはざまで;十八世紀ロシア文学とロシアフォークロア ほか) ロシアフォークロアと日本(トルス...
目次 ロシアフォークロア概論(ロシアフォークロアと神話) ロシアフォークロアのジャンル(ロシア昔話;ブィリーナ―ロシア英雄叙事詩 ほか) ロシア文化とロシアフォークロア(宗教とフォークロアのはざまで;十八世紀ロシア文学とロシアフォークロア ほか) ロシアフォークロアと日本(トルストイの『イワンの馬鹿』―日本における変容の一考察;ロシア昔話のことなど ほか) ======================= <まとめ> ロシア人たちは「ルーシ」と名乗り、ヴァイキングの一派とみられる「ヴァリャーグ人」が祖と考えられている。 彼らは10cキリスト教伝来以前は、異教的な世界観に生きていた。 そこでの主神はペルーン(雷神)とヴォロス(龍神)であった。 ヴォロスは家畜の神でもあり、冥界の番人でもあり、その後のロシアのフォークロアにも残っている。 祖霊信仰も盛んで、熊や狼を彼らのトーテムとした。 特に熊は冬眠をし春に目覚めることから、再生や不死身と結びつけられた。また、熊は食料の70%が植物であり、薬草の知識もあることから人間の”先輩”とされた。 10Cにキリスト教を受容し、体系的な文字が導入されたが、神学も流入したが、以前の異教的な物語も残り、二重文学の時代が長く続いた。 しかし、17Cに本格的な融合が起こり始めた。その例は旧約聖書とフォークロアが結びついた「アポクリファ(聖書外典)」や、一見、修道士を中心にキリスト教の体裁をとりながらもロシアフォークロアの枠組みに則っている「キエフ聖者列伝」である。 そして、18Cに入り、西欧文学を取り入れ、19Cには「ロシア文学」として全面開花に至った。 <感想> 多数の著者がテーマごとに書いているので、自分に興味のあるところだけ拾い読み。キリスト教導入前後で国家としての体裁を整えるとともに以前の文化も共存しているのがロシアらしい。
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