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ハンニバル 地中海世界の覇権をかけて 講談社学術文庫1720
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2005/08/10 |
JAN | 9784061597204 |
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
軍人・将軍としてのハンニバル像だけでなく、"大"政治家としてのハンニバル像を描くことを目指す。 カルタゴの歴史を貫くのは、政府当局と将軍の対立である。BC241年まで続いた第一次ポエニ戦争後(シチリア喪失)、ハンニバルの父である将軍ハミルカルは政府当局のハンノと対立。政府に賃金の支払いを求める傭兵たちの反乱がきっかけであった。両者の確執は深まり、ハミルカルはスペインに向かう。 したがって、のちにハンニバルが将軍位についたのも、スペインでのことである。彼はイベリア半島南部を次々と平定。とりわけサグントゥムはスペイン中枢部への入口であり、ローマに譲るわけにはいかなかった。が、交渉はうまくいかず、西地中海の覇権を争う戦いが始まる。 そこでは有名なアルプス超えやカンネーの戦いがあるのだが、その後でシチリア、サルデーニャ、スペインを一体と捉えたイタリア方位策を筆者は評価する。 BC202年、スキピオが北アフリカに上陸。ハンニバルも本国に戻り、ザマの戦いとなるが、敗北。カルタゴは賠償金を背負うが、有産者層への課税や輸出ルートの確保は彼の高い政治的資質を示している。 彼は失脚後もマケドニアの敗北やエジプトの弱体化に目をつけ、シリアと組むことでローマ包囲を狙っていた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
映画でハンニバルが引用されていて興味が湧いて。名前とアルプス越えは有名だがそれ以外は初めて知った。ハンニバルの故国であるカルタゴの場所もどういう国だったのかもまったく知識がなくアフリカにあったのは意外だった。無意識のヨーロッパ優越史観が強いのだろう。紀現前の世界はとても遠く文化的でないイメージがあったが、調べてみると古代ギリシャ、ローマ時代は西ヨーロッパよりも東ヨーロッパ、地中海周辺が発展していた。ハンニバルもそういう時代で活躍した人物なのだ。 ハンニバルについての一次資料は無く、二次資料もローマ側の資料になるのでかなり歪曲されている。それでも資料があればまだいいのだが資料がまったくなく推測の域をでない部分が多い。本当のハンニバルを知ることは不可能のようだ。アルプス越えにしても最初と最後が分かっているだけで途中のルート等々は様々な説があるという。ハンニバルがなぜローマを攻めたのかという根本的な理由さえはっきりしない。 面白いのはハンニバル、カルタゴ軍が20年近くイタリア半島のなかでローマ軍と戦っていたことだ。相手の領土の中に20年間も留まるということは現在からは想像がつかない。古代ローマが都市国家の集合であったこと、冬は戦争ができなかったことなどが原因のようである。 カンナエ決戦は見ごたえがある。ハンニバルの指揮がいかんなく発揮され歴史上に残る大勝利だったようだ。ハンニバルはイタリア半島にはいってから現地で兵士を調達した。人を惹きつける魅力を持ち、優れた戦略家だったということは確かなようだ。
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ヨーロッパの人々が紀元前200年頃の時代から、交渉、政治のやり取りをこのレベルで実施しており、それが記録に残っていること自体がすごいことだと思った。また、ハンニバルであるが、何としてでも、ローマをやっつけようと、奮闘している姿が目に浮かぶようだった。
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