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快盗ルビイ・マーチンスン ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2005/08/15 |
JAN | 9784150728540 |
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快盗ルビイ・マーチンスン
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スレッサーのマーチン…
スレッサーのマーチンスンものを集めた短編集。安心して楽しめる1冊です。
文庫OFF
アメリカの作家「ヘンリー・スレッサー」の連作ミステリ短篇集『快盗ルビイ・マーチンスン(原題:A Collection of Ruby Martinson Stories)』を読みました。 「エラリー・クイーン」の作品に続きアメリカの作家の作品です… 「ヘンリー・スレッサー」の作品...
アメリカの作家「ヘンリー・スレッサー」の連作ミステリ短篇集『快盗ルビイ・マーチンスン(原題:A Collection of Ruby Martinson Stories)』を読みました。 「エラリー・クイーン」の作品に続きアメリカの作家の作品です… 「ヘンリー・スレッサー」の作品は4年前に読んだ『うまい犯罪、しゃれた殺人─ヒッチコックのお気に入り』以来ですね。 -----story------------- 善良な小市民にして、犯罪における悪魔的頭脳の持ち主でもある青年「ルビイ・マーチンスン」。 ニューヨークのダウンタウンを舞台に操り広げられる、強盗・詐欺・空巣・追い剥ぎ・八百長といった彼の奇想天外な犯罪計画の数々とその皮肉な失敗までの顛末。 愛すべき“快盗”の見合わない犯罪を、つねに片棒を担がされるはめになる気の弱い従弟が語る、大人の童話といえる趣を持った都会的で洒落た10話の連作集。 ----------------------- 肩肘張らずに読める気軽なユーモアミステリ集… 『アルフレッド・ヒッチコック・マガジン』の1957年(昭和32年)9月号から、とびとびに13篇が発表された作品のうち、10篇が収録されています、、、 1988年(昭和63年)には本作品をもとにしたコメディ映画『快盗ルビイ』が公開… 「和田誠」の監督・脚本、「小泉今日子」、「真田広之」のダブル主演で注目されたことを思い出しました。 ■1 ルビイ・マーチンスン/初めての犯罪 (The First Crime of Ruby Martinson) ■2 ルビイ・マーチンスン/詐欺師 (Ruby Martinson, Confidence Man) ■3 ルビイ・マーチンスン/前科者 (Ruby Martinson, Ex-Con) ■4 ルビイ・マーチンスン/恋の唄 (The Love Song of Ruby Martinson) ■5 ルビイ・マーチンスンの婚約 (The Ordeal of Ruby Martinson) ■6 ルビイ・マーチンスン/猫泥棒 (Ruby Martinson, Cat Burglar) ■7 ルビイ・マーチンスンと野球小僧 (Say It Isn't So Ruby Martinson) ■8 ルビイ・マーチンスン/銀行破り (Ruby Martinson, Bank Job) ■9 ルビイ・マーチンスン/歯医者を狙え! (Ruby Martinson, Big Dentist Caper) ■10 ルビイ・マーチンスン/毒のついた手紙 (Ruby Martinson's Poisoned Pen) ■解説 山本一力 悪魔的な頭脳を持ち、良心や気兼ねなどひとかけらもない男、あらゆる悪事を歓迎し、どんな恐ろしい犯罪でも計画する男─それが「ルビイ・マーチンスン」だ… 彼はマディスン街の大きな計理会社に勤め、大きな眼鏡をかけて、古机の上の帳簿にかがみこんでいるが、その途方もない犯罪者の頭脳はつねに活動している、、、 この男こそ、真に偉大な世紀の悪党である… その犯罪は、詐欺、横領、恐喝ととどまるところを知らない。 現代の悪漢(“怪盗”ではなく“快盗”)の奇想天外な犯罪計画の数々とその失敗の経緯をほのぼのとした筆致で描く大人の童話でした… 根は優しい善良な一市民の「ルビイ・マーチンスン」が、悪党を気取って1950年代のニューヨーク・ダウンタウンを舞台に詐欺、横領、恐喝、追剥、空き巣、八百長等々のために彼が企てる奇想天外な計画と、皮肉な失敗談をいかにも気の弱そうな従弟がほのぼのとした雰囲気の中で語って聞かせてくれる、まさに大人のための童話のようなシリーズでしたね、、、 次々と計画される犯罪もさることながら語り手である従弟のヘタレ加減が絶妙… 面白かったです。
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ルビィは冷徹な悪党だと語られる割には、企てる悪事がなんかゆるくて、ことごとくうまくいきません。そのゆるさにしっかりツッコミを入れられないのが、主人公「ぼく」の頼りなさですねえ。いつも話を持ちかけられるや否や、ビビりまくるばかり、落ち着いてルビィの計画の穴を突いてやることができれば...
ルビィは冷徹な悪党だと語られる割には、企てる悪事がなんかゆるくて、ことごとくうまくいきません。そのゆるさにしっかりツッコミを入れられないのが、主人公「ぼく」の頼りなさですねえ。いつも話を持ちかけられるや否や、ビビりまくるばかり、落ち着いてルビィの計画の穴を突いてやることができれば…いや、できないから面白いんですよね。
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