安全と安心の科学 集英社新書

村上陽一郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 2005/01/19
• JAN: 9784087202786

商品レビュー

2023/09/27

2005年の本。ノスタルジーは感じるが、隔世の感がある。安全そのものでなく、私たちの社会に対する認識がこの数十年で大きく変わったことが分かる。同テーマを学ぶのであれば、より新しい本を探したほうが良い。

2018/10/08

昨今これほどまでに「安全」「安心」に対して企業も消費者もお金をかけることがなかったという実感があったため、それがどういうことなのか、ヒントとして得られるかもと思い、タイトルだけで買ってみた。ただ、安全を確保するためにどういうことをしなければならないのか、ということが本書のメインテーマで、少し自分の興味とはずれていたが、「ひとは誰でも間違える」ことを前提に安全対策が図られるべきというのは常識的ではあるが、一般的に実行レベルでなかなか真に理解されていない点であると思った。

2016/01/14

失敗から学ぶことが大切。失敗の本質的な原因まで究明するためには、事実を正確に把握することが重要であり、そのためには責任を追及しないことがポイントとなる。
また、人間は必ず失敗するということを前提に、システムを設計しなければならず、必ず失敗するということを真摯に認める必要がある。
安全にとっての重要ポイントを再度振り返ることができた。