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アルプスの谷 アルプスの村 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2004/12/01 |
JAN | 9784101122168 |
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アルプスの谷 アルプスの村
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山岳小説の雄、新田次…
山岳小説の雄、新田次郎のアルプス旅行記。1970年代のアルプスが描かれています。少々現在のスイスの様子とは違うかもしれませんが、ほのぼのしたアルプスを感じられます。
文庫OFF
「新田次郎」が昭和36年(1961年)に訪れたアルプスの3ヵ月の旅を描いた紀行『アルプスの谷 アルプスの村』を読みました。 『アイガー北壁・気象遭難』、『強力伝・孤島』、『孤高の人』、『劒岳 〈点の記〉』に続き「新田次郎」作品です。 -----story-----------...
「新田次郎」が昭和36年(1961年)に訪れたアルプスの3ヵ月の旅を描いた紀行『アルプスの谷 アルプスの村』を読みました。 『アイガー北壁・気象遭難』、『強力伝・孤島』、『孤高の人』、『劒岳 〈点の記〉』に続き「新田次郎」作品です。 -----story------------- チューリッヒを出発した汽車は、いよいよ憧れのアイガー、マッターホルンへ……ヨーロッパの自然の美しさを爽やかに綴る紀行文。 チューリッヒを出発した汽車は牧草地をぬけるとアルプスの山塊を登っていく。 いきなり車窓に飛びこんできた巨大な岩壁のアイガー、朝日に全容を示した坐せる孤峰のマッターホルンをはじめ、人なつこい宿の主人「シュトイリ」氏、チナールの谷で逢った愛らしいベルギーの少女たちなど、憧れの土地で接した自然の風物と人情の機微を清々しい筆で捉えた紀行文。 「佐貫亦男」氏の写真多数収録。 ----------------------- 山岳雑誌『山と渓谷』に20回にわたり連載された作品、、、 スイス、フランス、イタリアの3か国からアルプスを訪ねた感想が率直に描かれており、愉しく読めましたね。 ■1.白銀の峰々 ■2.老ガイドの宿 ■3.ユングフラウヨッホに立つ ■4.樅の森に雨が降る ■5.滑らかな草原ツェルマットへ ■6.山岳博物館と遭難者墓地 ■7.石の巨人―マッターホルン ■8.郵便バスに乗って ■9.プティムンテの小屋 ■10.白銀のガウン ■11.メールドグラースの大氷河 ■12.山岳兵のいる街 ■13.窓に花のない村 ■14.死んだ山 ■15.エタンソンの谷 ■16.アラレの降る国境 ■17.一点の光明 ■18.真夏の雪 ■19.谷間で会った少年 ■20.さよならアルプス ■あとがき ■もう一度行きたい 新田次郎 ■旅程と写真 佐貫亦男 先日読んだ、短篇集『アイガー北壁・気象遭難』に収録されていた、『ホテル氷河にて』、『オデットという女』、『魂の窓』は、この旅で得た経験から着想された作品だったことが、よくわかりましたね、、、 アルプスの雄大な景色、そして、キレイで明るいだけではない暗い部分、醜い部分や、風土や気候、地形と密接に結びついた風習や習慣、生活等、現地に行ってみないとわからない雰囲気が伝わってきました… でも、読んで感じたことって、現地で感じたことの、ほんの数パーセントに過ぎないんでしょうね。 実際に訪れて、バスや電車に乗り、現地の人々や登山者たちと触れ合い、同じ空気を吸って、同じ料理を食べ、同じワインを飲まないと、わからないことが多いんだと思います… 行ってみたいなぁ、、、 55年も前のことなので、現在は変わってしまった部分も多いんでしょうけどね… 現地へ行って、その雰囲気を肌で感じてみたいです。 本格派山好きの方からすると邪道かもしれませんが… ケーブルカーやロープウェイ等で山頂まで行ける山が多いのも魅力ですね、、、 雄大な景色を、この眼で見てみたいなぁ… 実現するまでは、山の本を読んでガマンです。
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多数の山岳小説を上梓している新田次郎氏が、昭和36年に初めてヨーロッパアルプスを旅した紀行文。 初めての感動は何物にも代えがたい。 アイガー、マッターホルン、ユングフラウ。 山々も、特別に美しい姿を披露してくれたようだ。 スイスアルプスと牧歌的な風景の美しさに感激し、ややはしゃ...
多数の山岳小説を上梓している新田次郎氏が、昭和36年に初めてヨーロッパアルプスを旅した紀行文。 初めての感動は何物にも代えがたい。 アイガー、マッターホルン、ユングフラウ。 山々も、特別に美しい姿を披露してくれたようだ。 スイスアルプスと牧歌的な風景の美しさに感激し、ややはしゃぎ気味から、フランスに入ると同じアルプスでも暗い色彩と貧しい村、とても客を乗せるものとも思えないバスとその運転手に驚く。 登山家たちの遺品を見たり、墓を訪れたり。 やがて、しきりと故郷の長野の地名が出てくるようになる。 上高地に似ている、志賀高原を思い出す、と。 旅に疲れ、里心がついてきたのだろう。 アルプスの旅の終わり。 もう、やたらシャッターを切ったり、やたらと歩きまわることをせず、静かに山と向き合う。 他国にまたがっているアルプスの山々をめぐるこの旅で、作者が一番実感したことは『スイスの美しさは、そこに住まう人たちの、たゆまぬ努力によって生み出されたものである』ということだった。 新田氏をこの旅に誘い、同行してガイド役も務めた佐貫亦男氏の写真を多数収録。 佐貫氏は、新田氏のエッセイを読んで、自分の予想した反応と違う部分も発見し、新鮮だったり意外だったり、もっといい時に見せてあげたかったと思ったりしたらしい。 同じものを見ても人の感じ方は様々だ。
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