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ななつのこものがたり
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2005/10/01 |
JAN | 9784488023843 |
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ななつのこものがたり
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商品レビュー
3.5
29件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『ななつのこ』の再読後に、こちらは初めて読んだ。 『ななつのこ』の作中で語られるストーリーどおりなので理解はできるのだが、あやめさんの超スピード解決が、あまりにも速すぎるのではないかと思ってしまった。謎を認識する前に解決してしまうような。 繊細で色彩が柔らかくて可愛い挿絵がふんだんに使われていて、贅沢な一冊。 お母さんが息子に語る構成になっていて、本来の『ななつのこ』そのままでない構成も、憎い!読めてよかった。
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『カーテンコール!』を読んでとても感銘を受け、加納朋子さんはすぐに大好きな作家さんのお一人となりました。 その次に読んだのが、加納さんのデビュー作であり、同時に駒子シリーズの第1弾となる『ななつのこ』でした。 これがまたとても面白く、ミステリー好きでもある私の嗜好にピッタリの作品...
『カーテンコール!』を読んでとても感銘を受け、加納朋子さんはすぐに大好きな作家さんのお一人となりました。 その次に読んだのが、加納さんのデビュー作であり、同時に駒子シリーズの第1弾となる『ななつのこ』でした。 これがまたとても面白く、ミステリー好きでもある私の嗜好にピッタリの作品でした。(さすが第三回鮎川哲也賞受賞作ですね)その後も加納さんの作品は読み進めており、本書『ななつのこものがたり』で11冊目となりました。勿論、駒子シリーズは『ONE』も含めて4作品全て読了済みです。 さて、本書は『ななつのこ』で駒子の愛読書として「作中作」の形で登場する本を(完全に再現とまではいかないまでも)イメージして作られており、次の7編で構成された「絵本」となっています。 (文:加納朋子 絵:菊池健) ・すいかおばけ ・金色のねずみ ・空の青 ・水色のチョウ ・竹やぶ焼けた ・ななつのこ ・あした咲く花 本書を読んでいる間、『ななつのこ』の場面・文章が蘇り、面白いだけではなく、よく考えられている作品だなと改めて感服しました。 お母さんが息子に「お話し」を聴かせる構成になっていますが、その息子の名前と「お話し」の主人公(男の子)の名前が同じ「はやて」であり(『ONE』に出て来る駒子の息子も「はやて」です)、お母さんの名前は「逆さ言葉(回文)」である(具体的な名前は出て来ませんが、「こまこ」⁉️)となっているところなどは、加納さんらしいですね。 つまり、本書作成時点で、『ONE』の構想の一部はあったということなのでしょう。 更に、菊池健さん(駒子シリーズの全作品の他、加納さんの多くの作品の装画を担当されている方)の「絵」がまた素晴らしく、この「絵」を見ただけで駒子シリーズを思い出すことが出来ますね。 とりわけ、『ななつのこ』と同じ表紙(虫取り網を持った兄とその横に座る妹:『ONE』では、駒子の子供は兄「はやて」と妹「玲奈」ですね。表紙の兄と妹は「はやて」と「玲奈」⁉️)と51〜53ページの猫の親子の「絵」にはほっこりとさせられます。 『ななつのこ』だけでも再読したくなりました。 駒子シリーズが好きな方には、是非とも読んで欲しい1冊です。
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『ななつのこ』の作中にある話を短篇のものがたりにして、おかあさんが小さなはやてに読み聞かせするという内容。 カラーの挿し絵がページ毎にあり、児童書として楽しめる。 『ななつのこ』を読んだ後だったので、そうだった〜と思い返しながらまた楽しめた。 ○すいかおばけ ○金色のねずみ ○...
『ななつのこ』の作中にある話を短篇のものがたりにして、おかあさんが小さなはやてに読み聞かせするという内容。 カラーの挿し絵がページ毎にあり、児童書として楽しめる。 『ななつのこ』を読んだ後だったので、そうだった〜と思い返しながらまた楽しめた。 ○すいかおばけ ○金色のねずみ ○空の青 ○水色のチョウ ○竹やぶ焼けた ○ななつのこ ○あした咲く花 なかでもやっぱりななつのこが良かった。 和尚さんが言う「ものをいわない動物だって、親が子どもを思う気持ちは何一つ変わらないんだな…。すまないが、こねこがもう少し大きくなるまで、まってやってくれんか」にとても優しい気持ちになった。 その話のあとにおかあさんだってね。とおかあさんがはやてに言う言葉にも心に沁みる。 おかあさんだってね。 もしきみがいなくなってしまったら、どこまでもどこまでも、さがしに行くよ。いつまでもいつまでも、ずっとずっとさがし続ける。どこへ行ったって、どれだけかかったって、きっと見つけてあげるから…だから安心して、おやすみ。 夢の世界へ、行っておいで。 あしたの朝まで、冒険しておいで。
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