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幸福の政治経済学 人々の幸せを促進するものは何か
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ダイヤモンド社 |
発売年月日 | 2005/01/27 |
JAN | 9784478210420 |
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幸福の政治経済学
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商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
2005年に出版された本になります。当時は「幸福の経済学」といっても関心を持つ人はあまりいなかったのではないかと思いますが、翻って2022年時点をみると(この書評執筆時)、世の中では「ウェルビーイング」ブーム真っ盛りと言えます。政府や企業は市民や従業員・お客様のウェルビーイングを...
2005年に出版された本になります。当時は「幸福の経済学」といっても関心を持つ人はあまりいなかったのではないかと思いますが、翻って2022年時点をみると(この書評執筆時)、世の中では「ウェルビーイング」ブーム真っ盛りと言えます。政府や企業は市民や従業員・お客様のウェルビーイングを向上させることこそが至上命題である、というような論調があちこちに散見されるようになりました。それをうけて経済学者が幸福(あるいは生活満足度)を解説している本も多く見られますが、本書はそのブームの先駆けとなる重要な書籍だと感じました。著者はスイスの大学に勤める経済学者ですが、特にスイス人を題材に幸福の背景を探ります。私が一番面白いと感じたのは、スイスの代名詞でもある直接投票制の幸福度へのインパクト分析でした。結論から言えば直接投票制は幸福度(生活満足度)にはプラスに効いているということで、自分が政治に参画しているという感覚の重要性を感じました。本書は経済学者による計量分析の結果を、そのような分析になじみのない人にもわかるように、ギリギリ解説されていると思いましたが、アカデミック論文のなじみがないと読みづらいかもしれません。いずれにせよ、経済的な要因(制度も含む)と人々の生活満足度との関係性については、今後もより一層注目が集まっていくと思いますので、そのような研究をする人にとって、本書は必読書かと思います。
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ポジティブ心理学やサブジェクティブ・ウェルビーイング関係の本を検索しているとよく引っかかってくるのが、”happiness and economics"という本で、装丁もきれいなので、ずっと気になっていた。 が、よく調べてみると、実は翻訳がだいぶ前に既にでていた。地...
ポジティブ心理学やサブジェクティブ・ウェルビーイング関係の本を検索しているとよく引っかかってくるのが、”happiness and economics"という本で、装丁もきれいなので、ずっと気になっていた。 が、よく調べてみると、実は翻訳がだいぶ前に既にでていた。地味なカバーデザインと地味なタイトル。2005年に初版発行以降、重版はなされていない。なんかこのタイトルとデザインで損しているんじゃなかろうか。それとも、日本では、まだまだ新古典派経済学以外は経済学じゃないという風潮なんだろうか。 内容としては、幸福と経済や政治との関係に関する計量的な先行研究をうまくまとめつつ、著者たちの研究を紹介するもの。学術的な正確性が感じられる一方で、実にコンパクトにまとまっていて分かりやすい。(著者自身の研究の紹介部分については、説明が結構こまくて、学術的な厳密性が一般読者にはややつらいかな) その緻密な実証研究の結果は、というと、ある意味、日常的な感覚にフィットする当たり前といえば当たり前のもの。でも、それは通常の経済学のインプリケーションとは全く違うものである。それだけ、新古典派経済学が世間から離れているということが改めて証明された感じがする。 日本語で読めるサブジェクティブ・ウェルビーイング関係の本としては、まず読むべきものかな。
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最初の想定よりやや学術的な内容だった。 しかし、幸福の定義とは何かや、色々な側面から捉えようとしているのは興味深かった。今回は即効性のある本を探していたので、じっくり読んでいないが、次回時間のある時に読みたい本。
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