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しぶちん 新潮文庫
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しぶちん 新潮文庫

山崎豊子(著者)

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しぶちん 新潮文庫

定価 ¥605

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2005/07/01
JAN 9784101104058

しぶちん

¥220

商品レビュー

3.4

8件のお客様レビュー

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2024/05/13

5作の短編集。5作とも全く異なる時代やテーマが描かれていました。 個人的には遺留品が1番のお気に入りです。

Posted by ブクログ

2016/09/14

長編作家、山崎豊子氏による短編集。長編はずっしりと重いテーマの作品が多いが、短編はどんな小説になるか、興味深かった。収録されている5編はどれも昭和33年ごろに書かれ、文藝春秋などに掲載されたもの。 短編はすべて大阪が舞台となっている。関西出身でないと書けないであろうという、かなり...

長編作家、山崎豊子氏による短編集。長編はずっしりと重いテーマの作品が多いが、短編はどんな小説になるか、興味深かった。収録されている5編はどれも昭和33年ごろに書かれ、文藝春秋などに掲載されたもの。 短編はすべて大阪が舞台となっている。関西出身でないと書けないであろうという、かなりディープな大阪弁で語られている。『船場狂い』では、船場という戦前栄えた商家が並ぶ地域の慣わしなど、面白かった。また、『遺留品』には、二十年後に彼女が手掛けることになる大作『沈まぬ太陽』を予想させる箇所があり、驚いた。読後、ほのぼのと感じる人もいるだろうが、私は強烈に胸が痛んだ。 どの作品も、読み始めると先が気になって本を置けなくなる。

Posted by ブクログ

2013/12/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「しぶちん」とは大阪弁でケチン坊のこと。19歳で伊勢の沢庵売りから大阪の材木問屋に奉公して十数年、お金を貯めに貯めて財をなした山田万治郎は、「しぶまん」と囁かれながらも、ついには商工会議所の議員に推薦される。大阪商人の金銭への執念は、哲学と呼べるほど深い。 表題作の他 4編 『白い巨塔』『大地の子』『沈まぬ太陽』など、社会派小説にて知られる筆者の、初めての短編集。

Posted by ブクログ

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