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タナトスの子供たち 過剰適応の生態学 ちくま文庫
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タナトスの子供たち 過剰適応の生態学 ちくま文庫

中島梓(著者)

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タナトスの子供たち 過剰適応の生態学 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 2005/05/10
JAN 9784480420916

タナトスの子供たち

¥440

商品レビュー

3.2

5件のお客様レビュー

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2018/02/28

『コミュニケーション不全症候群』(ちくま文庫)の続編で、著者自身が元祖となった「やおい」に惹かれる女性たちの心理と、彼女たちをそうした場所へ向かわせた社会について論じています。 著者は『コミュニケーション不全症候群』で、趣味の世界に閉じこもるオタクや、世間から値踏みされる視線に...

『コミュニケーション不全症候群』(ちくま文庫)の続編で、著者自身が元祖となった「やおい」に惹かれる女性たちの心理と、彼女たちをそうした場所へ向かわせた社会について論じています。 著者は『コミュニケーション不全症候群』で、趣味の世界に閉じこもるオタクや、世間から値踏みされる視線によって摂食障害に陥っている少女たちの生態を明らかにするとともに、彼女たちが世間のまなざしにさらされることから逃れるために構築した、同性愛的な耽美の世界について論じていました。本書も同じような視点から、さまざまなBL作品の例を引きつつ、議論が進められていきます。 さらに著者は、彼女たちを囲い込もうとする常識に対して、「私たちは滅びてゆくのかもしれない」という爆弾を投げつけます。「タナトスの子供たち」というタイトルはこの結論からきています。 中心となる主張はそれなりに興味深かったのですが、とっ散らかった文章で少々読みづらいように感じてしまいました。もうちょっと短くまとめられなかったのか、という気がします。

Posted by ブクログ

2013/10/22

 栗本 薫は中島 梓(なかじま あずさ)名義で、評論活動などもしていた。栗本薫の「グレン・サーガ」シリーズは正伝130巻・外伝21巻の大作として特に有名である。  男性同性愛を題材にした漫画や小説に夢中になる女子について、実に詳細に考察しているのがこの本の内容である。興味がある...

 栗本 薫は中島 梓(なかじま あずさ)名義で、評論活動などもしていた。栗本薫の「グレン・サーガ」シリーズは正伝130巻・外伝21巻の大作として特に有名である。  男性同性愛を題材にした漫画や小説に夢中になる女子について、実に詳細に考察しているのがこの本の内容である。興味があるわけではないのだが、著者の知識や見識、情報量の多さには驚かされた。

Posted by ブクログ

2011/07/20

やおいとは何か? なぜ少女たちはやおいにハマるのか? 「やおいの創始者」栗本薫こと中島梓が、フェミニズムやジェンダー、アダルトチルドレンなどなど、さまざまな事柄を引き合いに出しながら論じるおたく評論。 なにしろ、フェミニズムやら多重人格障害やら依存症やら、いろんなところに...

やおいとは何か? なぜ少女たちはやおいにハマるのか? 「やおいの創始者」栗本薫こと中島梓が、フェミニズムやジェンダー、アダルトチルドレンなどなど、さまざまな事柄を引き合いに出しながら論じるおたく評論。 なにしろ、フェミニズムやら多重人格障害やら依存症やら、いろんなところに飛び火していくので、ぼんやり読んでいたら頭が混乱してくる。それに加えて、論調がとてもエモーショナルで、目の前で滔々と演説を聞いているような気分。 とはいえ、やおいについて感じたことのある疑問への解説は興味深い。なんで男同士なのよ?とか、なんでカップルの関係性が固定してるのよ?とか。もちろん、ここに書かれている解説が絶対正解というわけではないけど、「そういう見方もあるか」と納得はできる。 インターネットに掲載されていたものをもとに作られているので、「(爆)」とか「(笑)」とかが文中に入っていて、ちょっとうっとおしいのがナンだが、この分野、いろいろな意味で深いことは、よくわかる。 でも体力のある時じゃないと、読むのしんどいかも。

Posted by ブクログ

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