武士道とともに生きる

山下泰裕(著者), 奥田碩(著者)

• 販売会社／発売会社: 角川書店/
• 発売年月日: 2005/04/25
• JAN: 9784048839143

商品レビュー

2014/12/30

武士道について知りたくて読書。

座右の書という言葉を初めて知る。

『姿三四郎』を始め、『歎異鈔』、『葉隠』、『葉隠入門』などまだまだ読んだことない歴史的な良書が多数あり、読みたいと思う。

戦後否定され、現代日本人が忘れつつある習慣、文化、感覚を柔道を通してという熱い思いが伝わってくる。

柔道も合氣道も明治生まれと実はそれほど歴史が古いわけではない。武士がその役割を終え、消滅したこととこれらの武道誕生には、何かしらの因果関係があるようにも思う。

武士の考え方、武士道を後世に残すために生まれたのかもしれない。

合氣道は、合氣という道を学ぶための稽古だと習ったことがある。道が幹なんだと。

極真空手の館長が、テコンドーは、道が入っているけど、道がないと話していたが、確かに、短い稽古期間だったが、テコンドーで道らしき教えを聞いた記憶がない。空手から生み出されたテコンドーは、韓国で生み出された時点で道が抜け落ちたのかもしれない。

柔道も合氣道、剣道、空手道など道がつくものには、歴史と創始者、歴代の先人たちの思いが道となっているのだろう。

戦後失われてしまった先人たちが受け継いできた日本的な価値観や死生観、習慣、文化など見直す時期に来ているのかもしれないと感想。

『ラストサムライ』を見たくなる。

読書時間:約1時間5分

2006/03/22

アツイです。超アツイです。魂がじーんとなりました。
柔道の山下 泰裕さんとトヨタの奥田 碩 会長の共著（？）。
実は山下さんはフォトリーディングの受講で同期だったので、山口先生から同期生の出版の案内がきて即購入。まさに今求めていた内容の本でした。日本の真の国際化とは、日本人としての武士道、死生観、アイデンティティ、など色んな事を考えさせれ、非常に共感を覚えます。

まさにこれからの日本人に求められているのは「柔」の心ではないかと思います。柔道だけでなく、色んな面で日本の文化の中には「柔」的な精神が宿っています。たくさん資源のある国ではありませんが、こういう見えない宝物を生かしていきたいですね。

そうそう、この本がきっかけで『姿三四郎』を読みましたが、これまたアツイ本でした。

2005/10/26

「ラストサムライ」を見て感動した人は多いだろう。ラストサムライは、ハリウッドが作ったサムライ・武士道。私たちは、もっと日本人らしさを学ばなくてはならない。日本人に生まれたことが良かったと思える１冊。生き方を考えさせられた。