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アッラーの花嫁たち なぜ「彼女」たちは“生きた爆弾"になったのか?
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | WAVE出版/ |
発売年月日 | 2005/08/31 |
JAN | 9784872902310 |
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アッラーの花嫁たち
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商品レビュー
3.2
6件のお客様レビュー
ロシアで起きた、チェチェン武装グループによる連続爆弾テロ事件のルポ。「生きた爆弾」として自爆し殉教した女性たちに、焦点を当てている。殉教者の家族や、運良く死を免れた「犯人」へのインタビューが豊富で、筆者の熱意が伺える。 チェチェン共和国は現在もロシア連邦の一部である。しかし、チ...
ロシアで起きた、チェチェン武装グループによる連続爆弾テロ事件のルポ。「生きた爆弾」として自爆し殉教した女性たちに、焦点を当てている。殉教者の家族や、運良く死を免れた「犯人」へのインタビューが豊富で、筆者の熱意が伺える。 チェチェン共和国は現在もロシア連邦の一部である。しかし、チェチェン側は独立を強く希望している。独立を許さないロシアとのあいだで対立が深刻化するのは避けられない。チェチェンのなかには過激派もいる。彼らがテロリズムでもってロシアに脅威を与えることもある。このときに「利用」されたのが女性だった。 チェチェンはイスラーム(本書内ではバーブ教)の影響力が強い地域だ。イスラームは男女の区別を明確にすることはよく知られている。この区別は、イスラームによる統治が十分に機能している地域ならば、積極的な意味をもつだろう。 しかし、そうでない場合、消極的な意味合いが強くなる。つまり、社会的立場が特に弱い女性(具体的には、若い女の子)が立場の強い者に利用されうるのである。チェチェンは、正しい統治機能が失われていた。故に、このようなイスラーム法の部分的乱用が行われてしまった(イスラームの正統な教義に従えば、このようなテロリズムが赦されるはずがないのだ)。 利用された「花嫁」たちの殆どは、自分が死ぬことになると思っていない。テロリストの手先として、「人形」として、使われるだけの存在だ。その悲しみはいかばかりのものだろうか?それは、本書を読んで感じてほしい。 本書は、たいへんな労作である。筆者の熱意に讃辞が呈されるべきだろう。だが、以下の点が残念に思う。 第一に、基礎知識の説明が欠落していること。 事件に関する情報もそうだが、チェチェンやバーブ教、ロシア政府の対応などの補足説明があれば、より分かりやすくなっただろう。 第二に(既に指摘されているが)、訳文が読みにくいこと。専門的なことなのでド素人が口を挟むべきではないのだが...。でも、いくらなんでも『白羽の矢が「あたる」』は、マズいと思いました。
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他の方もレビューで指摘しておられるように、読みづらい。翻訳のせいもあるだろうとは思う。だがもし元の文章も和訳本どおりに感情的で比喩だらけ・感嘆符だらけなら、ジャーナリストの文章にしてはお粗末では。筆者の調べた「事実」と想像の補完の区切りも曖昧。なんだか残念。
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大学の図書館で借りて読んでいます。 題材としては面白いが、文面が妙にしめっぽく、くどくどしく感じる。 元々の文章がそうなのか、訳された際にそうなったのかはわかりませんがそこが気になりました。 2008/05/22 読了・追記 ジャーナリストとかルポライターの類って、もうちょ...
大学の図書館で借りて読んでいます。 題材としては面白いが、文面が妙にしめっぽく、くどくどしく感じる。 元々の文章がそうなのか、訳された際にそうなったのかはわかりませんがそこが気になりました。 2008/05/22 読了・追記 ジャーナリストとかルポライターの類って、もうちょっと論理的・客観的な文章を書くべきなんじゃないかなあ。
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