1,800円以上の注文で送料無料

内部告発の研究 あなたの知らない告発者と企業のその後
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1209-02-02

内部告発の研究 あなたの知らない告発者と企業のその後

六角弘(著者)

追加する に追加する

内部告発の研究 あなたの知らない告発者と企業のその後

定価 ¥1,540

110 定価より1,430円(92%)おトク

獲得ポイント1P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本実業出版社/
発売年月日 2005/05/20
JAN 9784534039040

内部告発の研究

¥110

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2012/12/16

「研究」と銘打っているけれど、内実は事例紹介がほとんど。 東電は昔から隠蔽体質だったことなんかがわかって(本書は東日本大震災以前に書かれている)、ふむふむ、ほうほうとまるでゴシップを聞くみたいに読めた。 内部告発されるまで、企業は犯罪すれすれ、あるいは犯罪そのものに手を染めてし...

「研究」と銘打っているけれど、内実は事例紹介がほとんど。 東電は昔から隠蔽体質だったことなんかがわかって(本書は東日本大震災以前に書かれている)、ふむふむ、ほうほうとまるでゴシップを聞くみたいに読めた。 内部告発されるまで、企業は犯罪すれすれ、あるいは犯罪そのものに手を染めてしまう。 みんなしてけしからんなー、と思う一方で、じゃあ自分がそういう企業に属していたとき、圧力をはねのけて悪事を拒絶できるだろうか、と考えると、はなはだ自信がないのも事実なのだ。 集団の圧力って、ときに恐ろしい怪物に変化する。集団で物事を検討することは、必ずしも良い結果を招くわけじゃない。 そこにはいろんなアイデアが出てくるってメリットとともに、集団独自の力学が働いて個人の自由意志を抑圧してしまいがち、というデメリットがある。 そのデメリットに無自覚だと、自分の持つ「正しい判断」は簡単に違った方向へ曲がってしまう。 そしていつのまにか「自分はどう思う?」じゃなくて「みんなはどう思う?」という考えにシフトしてしまって、自分で考えることを(無意識にでも)放棄してしまう。 本書に出てくる人たちはほとんど、そういうプロセスをたどったんじゃないかな。 たぶん「根っからの悪人」なんてあんまりいないんだよね。 みんなそこそこ善良なんだ。だからこそ、組織という大きな存在に唯々諾々と従ってしまう。自分で考えることをやめて。 だから「悪」というのは、「自分で考えない」ことと同義なんじゃないかな、と僕は思っているのだ。

Posted by ブクログ

2009/12/10

かなり面白いです。不正が明るみになるのは内部からのことが多いわけで、密告者の社会正義上の意味を考えてみる必要があると思います。それに最適。密告者を保護する法律もできたことだし。

Posted by ブクログ

2009/11/09

内部告発の事例が書かれている。 多かれ少なかれ企業・役所はそういう体質だと思う。 告発するなら週刊誌が一番食いつくらしい。 でも内部告発すると雇い主からの制裁がある。それを保護する法律も整備されているが、まず企業の通報窓口に通報、それから担当環境、そしてマスコミの淳でなければなら...

内部告発の事例が書かれている。 多かれ少なかれ企業・役所はそういう体質だと思う。 告発するなら週刊誌が一番食いつくらしい。 でも内部告発すると雇い主からの制裁がある。それを保護する法律も整備されているが、まず企業の通報窓口に通報、それから担当環境、そしてマスコミの淳でなければならないらしい。それでは握りつぶされるのがオチだ。もっと保護する内容でなければならない。 内部告発するならば、しっかりとした証拠を示す必要有り。自分の名前を最終的には名乗る必要があるが、最初は無名で告発しつつ、会社の動きを見極めていく必要がある。そうしないと自分の身は守れないだろう。

Posted by ブクログ