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官能小説家 朝日文庫
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官能小説家 朝日文庫

高橋源一郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社
発売年月日 2005/05/30
JAN 9784022643483

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商品レビュー

3.9

8件のお客様レビュー

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2010/05/28

構成の美しい作品です…

構成の美しい作品です。高橋さんらしいどぎついユーモアと読みやすい文体で一気読みしました。

文庫OFF

2017/10/15

主人公は、本を書く才能に苦悩するご本人?高橋源一郎。 彼が憧れる明治時代からタイムスリップしてきた夏目漱石や森鴎外との語りを通して、文学とはなんぞや、そしてタイトル通り文学史についても学べる。誰もが知っている明治時代の文壇のスキャンダルで本当のところが謎の樋口一葉とその師の半井桃...

主人公は、本を書く才能に苦悩するご本人?高橋源一郎。 彼が憧れる明治時代からタイムスリップしてきた夏目漱石や森鴎外との語りを通して、文学とはなんぞや、そしてタイトル通り文学史についても学べる。誰もが知っている明治時代の文壇のスキャンダルで本当のところが謎の樋口一葉とその師の半井桃水の不倫関係についても、パラレルワールドの様に話が展開する。 鴎外がとっても自由すぎて、髪を金髪にして、終いにはAV男優にもなってしまうというはっちゃけぶり。それでも、結局、鴎外は鴎外で現代に復活しても本業は作家だし、文学には真摯に向かっている。作品がどれほどの苦労でこの世に生み出されるのかということに、自然と思いを馳せてしまう。 高橋さんは彼の妻に偏見を持っており、避けてきたが、どうしてなかなかおもしろかった。 樋口一葉と半井桃水だけが主人公と同じ時代なのか、過去に存在するのかがグレーゾーン。高橋さんの物語の中?樋口一葉がホスト上がりで、あけすけな文を書き、浮気を繰り返す。元妻で、同じく水商売上りの室井をモデルにしているのではないかとどうしても想像してします。作中の高橋さんにも、よく元妻から電話がかかってくるしね。

Posted by ブクログ

2010/02/09

森鴎外・樋口一葉・夏目漱石が現代によみがえった? そんな不思議な設定で書かれる、近代文学者パロディ小説。「日本文学盛衰史」が面白ければ、こちらも面白い。むしろ「盛衰史」よりストーリー性はっきりしているぶん、近代文学者目当てで読まないならば、こちらの本のほうが面白いような気がする。

Posted by ブクログ

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