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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 求龍堂 |
発売年月日 | 2005/01/27 |
JAN | 9784763004444 |
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商品レビュー
3.9
7件のお客様レビュー
志村ふくみさんの作品と同じで、美しいけれども厳しい印象を受ける。うかつに近寄ってはいけないような。 織ることをよく音楽に例えているけれど、両者は似ているのでしょうか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ハチミツとクローバー 1で、女性芸術家で幸せになった人がどれだけいるか という台詞が出てきたのをふと思い出した。 物を創るというのは、24時間365日、何をしていても全ての時間を 創作に注ぎ込むことだ。 加減出来る人もいるのかもしれないが、全力でやるならば 他のいろんなものを犠牲にしなくてはならない。 男は勿論だが、女のほうがより多くを犠牲にしなければならないように 感じる。今の日本では特に。 母という役割、妻という役割を演じながら、何の援助もなく仕事に没頭するのは 物創りでなくとも相当に辛いことだと思うのだ。 それをひしひしと感じた。 絵や文章のように、じかの思いをぶちまけて表現するものを鋭角とすれば、 物を通しての表現であるから、直接ものをいうわけにいかない「鈍」な仕事なのだ という言葉があったが、これはちょっと同意出来ないかなと思った。 絵や文も、物を通しての表現であると思う。 歴史を学んでいて、清貧とは、と考えているところなので "弓ヶ浜の人々は、「豊かに貧乏してきた」といみじくも嶋田さんはいわれたけれど、それならば現在の我々は「心貧しく富んだ生活をしている」というべきかもしれない。" という言葉にはとても共感を覚えた。 "いつの間にか図太くなって、人前で話すこともさほど苦ではなくなったが、いいかえれば若い時の鋭敏な神経が鈍くなったのか。だんだんと持時間の少なくなってゆくのに、何を切り捨て、何を残したらいいか、本能的に判断を下しているのだろうか。" 年をとるとどんどん衣を脱ぎ捨て透明になっていくという記述で これもハチミツとクローバー の青春スーツという表現を思い出した。 年を経ることで積み重なるものもあれば、どんどん身軽になるものもあるし また、そうでなければならないだろうなと思った。
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染織家・志村ふくみさんの仕事への姿勢を綴った随筆集。 高いプロ意識を持ちつつも「自然から色をいただく」という謙虚な姿勢は凛とした日本女性像そのもの。美しく紡ぐ日本語に思わず背筋が伸びる。 この本を開くと『真美善』という単語が脳裏をよぎる。
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