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ブッダと結婚
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ブッダと結婚

衛慧(著者), 泉京鹿(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2005/05/30
JAN 9784062127707

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商品レビュー

3.5

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2014/08/05

上海ベイビーの衛慧。登場人物が女流作家で、舞台を著者の住む上海に設定しているせいで、どこまでが作家自身の体験で、どこまでが創作なのかが曖昧だ。しかし、この曖昧さが彼女の作品の良さでもある。本作品は、恋愛と性を中心に綴られた日記のような、エッセイのような、小説である。 残念ながら...

上海ベイビーの衛慧。登場人物が女流作家で、舞台を著者の住む上海に設定しているせいで、どこまでが作家自身の体験で、どこまでが創作なのかが曖昧だ。しかし、この曖昧さが彼女の作品の良さでもある。本作品は、恋愛と性を中心に綴られた日記のような、エッセイのような、小説である。 残念ながら、上海ベイビーほどの衝撃は無い。相変わらず奔放な生活を送る主人公の、奔放な暮らしぶりを眺めるだけの世界観だ。しかも、何やら鼻につく。何が?きっと、欲を前面にだし、我欲のみを追求する主人公である上に、欲に対し、行動力がありすぎるからだ。こういうタイプは、生理的に危機感を抱かせる。我欲に行動力が伴うタイプは、私自身の安穏を奪う可能性があるからだ。 ただ、実生活と読書は違う。読書なら、このようなタイプに、2、3時間付き合ってみるのも悪くない。

Posted by ブクログ

2008/06/01

衛慧の小説は上海で読むのが似合うと信じて、上海衝山路のSASHA's裏庭のテラスで、雨降りのちょっと寒い中、初めて読んだのは2005年11月6日。 衛慧の描く上海の虜になっている私には、上海を求める眼からすると、舞台がニューヨークやらスペインやらアルゼンチンやらで、ち...

衛慧の小説は上海で読むのが似合うと信じて、上海衝山路のSASHA's裏庭のテラスで、雨降りのちょっと寒い中、初めて読んだのは2005年11月6日。 衛慧の描く上海の虜になっている私には、上海を求める眼からすると、舞台がニューヨークやらスペインやらアルゼンチンやらで、ちょっと残念だったことは事実ですが。 日曜お昼のSASHA'sには、中国人も外国人も多くいた。 私が小説を3分の1くらい読んだところで、白人男性(しかも結構セクシー!)と中国人女性のカップルが私の斜め後ろの座席に座った。 上海ではよく見かける光景なので、気にも留めなかったけど、男性の話す言葉が不思議だった。 二人は英語で会話をしていたのだけれど、時々彼は彼の母国語(ドイツ語?)、中国語、上海語に加えてなぜか日本語を話していた。 彼女がすべての言語を理解しているのか?不思議ではあったけど。 この不思議なカップルが、まるで小説の中から飛び出してきたMujuとココみたいに感じられて、面白く思ったり。 (Mujuは私の中で、日本語の話せる欧米人だ。日本人らしい日本人は決して「キッチンでエプロンをつけた君はとってもセクシーだ」なんてことは言わない。) 週末にむけてこの本も再読。 等身大の衛慧(≒ココ)が感じられて、衛慧迷にとっては面白い小説。 ココはすっかり成功した作家で、セレブになっているので、よりいっそう衛慧に憧れてしまう。 ココの成長は経済的&社会的成長だけじゃくて、精神的にも以前の退廃的な彼女から脱皮したように成長している。 酒やタバコを必要としない、瞑想をしたりしてクリアで清潔な日々を送っている。 合間合間に、普陀山の法雨寺でのシーンが組み込まれていて、東洋の神秘性を感じるこの小説は、欧米なんかで受けるのではないかと思った。 この小説でのココちゃんは29歳。 落ち着いた女性になっている。 私がまだその年齢に達していないせいか、今は今の私と同世代の「ベイビー」や「クレイジー」の情熱がほとばしっている主人公のほうに親近感を感じるのだけど、年を重ねていったとき、このココちゃんにも共感(というか同調)できるときが来るのではないかと思う。 そうそう、私の直感では子どもはニックの子どもだと。

Posted by ブクログ

2007/10/03

中国で発禁処分を受けた世界的ベストセラー『上海ベイビー』の続編。舞台は、上海からN/Yに移してのココと日本人Mujuとの物語。前作での赤裸々な白人との性描写などの衝撃が大きかった為か、今作は、少々物足りなさを感じた。兎にも角にも、文中に多用されるブランド名や名所・・・自分は他の中...

中国で発禁処分を受けた世界的ベストセラー『上海ベイビー』の続編。舞台は、上海からN/Yに移してのココと日本人Mujuとの物語。前作での赤裸々な白人との性描写などの衝撃が大きかった為か、今作は、少々物足りなさを感じた。兎にも角にも、文中に多用されるブランド名や名所・・・自分は他の中国人とは違うと思いつつも、アメリカナイズされた文化に傾倒している中国の若者の一人がきっとココであるのではないだろうかと感じた。彼女の作品は、もう読みませんね。

Posted by ブクログ

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