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徳川将軍家の結婚 文春新書
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徳川将軍家の結婚 文春新書

山本博文(著者)

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徳川将軍家の結婚 文春新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 2005/12/20
JAN 9784166604807

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商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2022/06/05

徳川家の歴代将軍について述べた本はこらまでにもあっただろうが、正室についての本は本書くらいではないだろうか。正室選びについての幕閣の思惑や、夫婦間の人間関係など、興味深い指摘が多かった。私は見ていないが、何年も前に大河ドラマで「天璋院篤姫」が放送された。この本の記述と比較して、今...

徳川家の歴代将軍について述べた本はこらまでにもあっただろうが、正室についての本は本書くらいではないだろうか。正室選びについての幕閣の思惑や、夫婦間の人間関係など、興味深い指摘が多かった。私は見ていないが、何年も前に大河ドラマで「天璋院篤姫」が放送された。この本の記述と比較して、今更ながら見てみたいものだ。

Posted by ブクログ

2013/11/04

タイトルまんまですね、徳川将軍家の結婚事情をやさしく解説している本です。 家康から家茂まで網羅されています。慶喜のことが書かれていないのは、美賀が大奥入りしていないからなのかな? 本の冒頭には徳川の正室について研究されたものが少ないとあった。 載せられている正室一覧を見ていると...

タイトルまんまですね、徳川将軍家の結婚事情をやさしく解説している本です。 家康から家茂まで網羅されています。慶喜のことが書かれていないのは、美賀が大奥入りしていないからなのかな? 本の冒頭には徳川の正室について研究されたものが少ないとあった。 載せられている正室一覧を見ていると、それぞれにドラマがあったのだろうなあと思えるが確かに天璋院と和宮以外は世間一般ではあまり知られていないだろう。ドラマのように「正室には子供を産ませない」とかあったのかなあ…。影が薄い。これを読むと、婚姻が筆者の言う「女縁」によるものに変わっていく過程が見えてくる。 私は大河があったからではなく、宮尾登美子さんの「天璋院篤姫」の熱狂的読者(笑)なのでこの本を購入。 正室一覧とか、島津家の家系図とかも載っているので何気に面白い。 少し前に「大奥」というドラマがあっていたけど(男女逆転やスーパー時代劇のシリーズも含む)、これを観ながらだとややこしくならなくていいと思います!

Posted by ブクログ

2011/09/05

 徳川将軍家の婚姻システムに興味をそそられた。封建制という現在の我々にとって異世界の統治システムの下での最高権力層の婚姻システムとその変遷には、驚かされた。  この時代の最高権力層には「政略結婚」しかなかった(ひょっとしたら現在の最高権力層も閨閥という観点からは同じなのかもしれな...

 徳川将軍家の婚姻システムに興味をそそられた。封建制という現在の我々にとって異世界の統治システムの下での最高権力層の婚姻システムとその変遷には、驚かされた。  この時代の最高権力層には「政略結婚」しかなかった(ひょっとしたら現在の最高権力層も閨閥という観点からは同じなのかもしれない)。当時の身分秩序が家制度によって固定した世界では、将軍家・一部の有力大名・天皇家の一族・が権力上層のインナーサークルを形成した。権力者の一族に生まれた人々はその中で生きるしかなかった。現代に生きる我々からは想像もつかない世界だ。身分は高くともよどんだ世界であったろう。  本書では、その婚姻システムのなかで、時代とともに天皇一族との婚姻や薩摩の島津氏との婚姻などが行われた事実が明らかにされているが、事実の掘り起こしのみで、その歴史的意義や社会的影響への突込みが不足しており、物足りないものとなっている。もう少し深い研究をして欲しかった。読後感は「物足りない」である。  

Posted by ブクログ

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