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日本語の森を歩いて フランス語から見た日本語学 講談社現代新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2005/08/20 |
JAN | 9784061498006 |
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日本語の森を歩いて
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商品レビュー
3.9
7件のお客様レビュー
幼い子供が言った 「いってきます」は行くのか、来るのか? そんなこと考えたことなかったけど 確かにそのとおりですね(;゚Д゚) 「買ってきます」とかもそうだけど 行って、戻ってくる前提の時に使うようです。 そんなふうに、他言語の話者が感じた 日本語の疑問がおもしろかった。 英語...
幼い子供が言った 「いってきます」は行くのか、来るのか? そんなこと考えたことなかったけど 確かにそのとおりですね(;゚Д゚) 「買ってきます」とかもそうだけど 行って、戻ってくる前提の時に使うようです。 そんなふうに、他言語の話者が感じた 日本語の疑問がおもしろかった。 英語との比較本も読んだことがありますが フランス語とだと、また少し観点が違っていて 「ことば」って不思議だなぁと思います。
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- ネタバレ
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なるほどそういうことかもしれない という発見が面白かった 何気なく使われた言葉を、立ち止まって観察してみるとその人の意図やコンテクストがより見えてくる。何気なすぎてスルーしてたけどこんなに豊かな背景があるんだなぁ、と気付けたのが楽しかった。 以下は印象に残った例2つのメモ 例① 〇〇し、△△した。 〇〇して、△△した。 →「て」が入るだけで意思性が高くなる(非偶然的) 例② 〇〇だ 〇〇だよ 〇〇だな 〇〇だね →語尾の変化だけでニュアンスが全く変わる。(「よ」は発話者と共発話者との間に何らかの対立関係がある。必ずしも敵対の対立ではない。「な」は改めて自身に言い聞かせているニュアンス。「ね」は内容の共感や再確認のニュアンス。)
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フランスのアントワーヌ・キュリオリの「発話操作理論の言語学」に基づくフランス語から見た日本語学。 この言語学の特徴は人間の言語は人間が話し、語るという行為=出来事(発話)を中心にして形成されるさまざまな関係の網だと考える。 生きた現象の現れである言表は発話者とその相手の共発話...
フランスのアントワーヌ・キュリオリの「発話操作理論の言語学」に基づくフランス語から見た日本語学。 この言語学の特徴は人間の言語は人間が話し、語るという行為=出来事(発話)を中心にして形成されるさまざまな関係の網だと考える。 生きた現象の現れである言表は発話者とその相手の共発話者が発話される時、発話時を前提とする。(発話状況) 言表はなんらかの命題あるいは事を言表する。(述定関係) 発話とは発話状況と述定関係の間のさまざまな関係によって結ぶこと。「事」と「時」が発話時としての現在と結び付けられることによって「時間」として理解されるようになる。 フランス語の方がすべての要素を述定関係に繰り込む傾向が強く、日本語の方が発話空間へのレフェランスが多い。 「僕はウナギだ」構文において「僕はウナギを食べる(注文する)」と述定関係を完全に言わなくても発話状況に依存して充分コミュニケーション可能な訳だ。
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