ぼくのスケッチブック

山下奈美(著者), ひろいのりこ

• 販売会社／発売会社: BL出版/
• 発売年月日: 2005/12/25
• JAN: 9784776401445

商品レビュー

2018/06/25

[墨田区図書館]

スケッチブックの中に描いたワニが成長していくおはなし。子どもの空想のような、でも子供にとって現実の、よくあるファンタジー系の絵本。最後、あのスケッチブックからはみ出した(ぐらいの)川で本当に外に行けるのかなと心配したけれど、無事にナイル川に行けて良かった！

2014/07/01

26年度3-1
ぼくのスケッチブック
作：山下奈美　絵：ひろいのりこ
絵がキレイでちょっと不思議な設定だけど、同じくらいの年頃の子の話だから入り込みやすかったのか、シーンと集中して聞いてくれました。途中から入って来た子もすんなり座ってくれて拍子抜けしたくらいです(

2011/08/19

僕はおこづかいを
ためて買った大切な
スケッチブック。

そのスケッチブックに
ワニを書きました。
次のページには
ケーキを書きました。

次の日、ケーキの絵が
消えてしまいます。
スケッチブックのワニが
ケーキの絵を食べた
のです。

僕はスケッチブックに
ワニを飼っているんだ。
名前を ガブリ と
名付けた。

虹を食べると
虹色になり、

小鳥と仲良くなったり、

花畑を書くと
首に綺麗な花を飾った。

しばらく一緒に生活
すると突然、

いたいよー

と声が聞こえる。

ガブリは大きくなり過ぎて

スケッチブックの中では
生きられなくなって
しまったのだ。

僕は ガブリ をアフリカ
に連れていくことにした。

僕はクレヨンで大きな
川を書いて真夜中、
ガブリは行った。

ガブリの目玉から涙が
出て、僕はわざと明るい
声でげんきでな

という場面に涙が
でそうになった。

素敵なお話。