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月世界へ行く 創元SF文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2005/09/12 |
JAN | 9784488606077 |
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月世界へ行く
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商品レビュー
3.9
22件のお客様レビュー
186X年、フロリダ…
186X年、フロリダ州に造られた巨大な大砲から、アメリカ人とフランス人の乗員3人を乗せた砲弾が打ち上げられた。ここに人類初の月旅行が開始されたのである。だがその行く手には、小天体との衝突、空気の処理、軌道のくるいなど予想外の問題が。19世紀の科学の粋を集めた本書は、その驚くべき予...
186X年、フロリダ州に造られた巨大な大砲から、アメリカ人とフランス人の乗員3人を乗せた砲弾が打ち上げられた。ここに人類初の月旅行が開始されたのである。だがその行く手には、小天体との衝突、空気の処理、軌道のくるいなど予想外の問題が。19世紀の科学の粋を集めた本書は、その驚くべき予見と巧みなプロットによって今日いっそう輝きを増す、SF史上不朽の名作です。
文庫OFF
面白い、19世紀に書かれたとは思えない……とはいえない、むしろめちゃくちゃ19世紀に書かれたものなんだけどそこが面白い 当時の科学的見知を基に精巧に描写された宇宙、月の描写も空想科学興味深いのだけど単純にエンターテイメントとして面白い 伏線回収も見事 月までの長旅も、ミシェル・ア...
面白い、19世紀に書かれたとは思えない……とはいえない、むしろめちゃくちゃ19世紀に書かれたものなんだけどそこが面白い 当時の科学的見知を基に精巧に描写された宇宙、月の描写も空想科学興味深いのだけど単純にエンターテイメントとして面白い 伏線回収も見事 月までの長旅も、ミシェル・アルダンのような陽気な人が一緒なら退屈しませんね
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SFの古典として語られることが多い本作ですが、実は2部作です。 1863年〈ジュルナル・デバ〉紙に、前編の『地球から月へ』を連載開始して1865年刊行。内容は、計画から大砲発射にいたる過程までの資金調達、弾丸設計、そして人選などです。後編の本作は、この前編の梗概を序章として『月...
SFの古典として語られることが多い本作ですが、実は2部作です。 1863年〈ジュルナル・デバ〉紙に、前編の『地球から月へ』を連載開始して1865年刊行。内容は、計画から大砲発射にいたる過程までの資金調達、弾丸設計、そして人選などです。後編の本作は、この前編の梗概を序章として『月世界へ行く』のタイトルで1870年に刊行されたもの。 あらすじは、アメリカ人2名とフランス人1名、そして犬2匹を乗せた砲弾が発射され、人類初の月世界へ旅立って行きます。この3人、月に向けて巨大な大砲から弾丸型の宇宙船で飛び出したまではいいのですが、流星とニアミスしたせいで月への軌道がそれてしまいます。彼らの宇宙船は、制御装置のないただの砲弾です。いったいどうやって月に着陸するか、どうやって地球に戻ってくるかと読み進めていると、誰も知らないことが発覚…いったい、彼らはどうなってしまうのでしょうか?というお話し。 こう書くと、アポロ13号のような緊迫したやり取りがあるかと思われますが、3人とも全く緊張感に欠けており、なるようになれといった感じ。 つまり、冒険小説に期待する、ワクワクとかドキドキする緊張感に欠けているのが残念です。 とはいえ、この小説は19世紀中頃の科学技術や天文知識を総動員して書かれており、後の世のSFに与えた影響を考えると、今後もSFの古典として語り継がれて行くでしょうね。
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