さまよえるプリンセス シルエット・ラブストリーム

ジョイス・サリヴァン(著者), 土屋恵(訳者)

• 販売会社／発売会社: ハーレクイン/
• 発売年月日: 2005/09/20
• JAN: 9784596632586

商品レビュー

2009/10/25

　「さまよえるプリンス」と間違えて買った。
　うーん、王家ものはなあ、いまいち・・・。シリーズだと結局、「あの人はどうなったのかな？」と思うから買っちゃうけど・・・。ロイヤル・ファミリーものは面白くないぞ！
　それにしても、これでもかこれでもかと詰め込みすぎ。隠された恋心、秘密の兄弟、近所のおじいさん、実はエステール公国の秘密諜報員、これは二時間ドラマか！王女を狙う犯人が途中で割れたり、こいつ悪役？と思えた奴が実はいい奴、とか・・・

2009/02/21

地味なわたしがエステール公国のプリンセスですって?亡き母の遺言に、ロリーは呆然とした。しかも隣国の皇太子との政略結婚まで決まっているという。さっそく、皇太子の秘書セバスチャンを筆頭に大勢の部下たちがロリーのお妃教育をするべく送り込まれてきた。優雅なドレスに洗練されたふるまい、フランス語のレッスン。意地の悪い教育係に嘲笑されながら、彼女は厳しい訓練に耐えた。ひとえにセバスチャンの笑顔を見たいがために。未来の花婿でなく、その秘書に恋してしまったなんて…。ロリーはせつなさに身を震わせた。

王女教育をそんなに急ぐ必要性がわからない。二十三年間別の生活をしていたことは周知の事実だし、そこに思いやりが欲しかったかも。嘘をついていたヒーローはマイナスポイント。ただの護衛役などならともかく、結婚相手としてはあり得ない。それだけで最悪。それでも惹かれあうのがお約束。
いろいろありながらも、しっかり自分を取り戻すヒロインはさすが。破天荒な行動もあったけど、いきなり180度生活が変わったわけだし大目に見られる。むしろそういうヒロインを理解できる人材を用意できなかったほうに嫌悪感。