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秋好英明事件 SSKノベルス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 南雲堂/ |
発売年月日 | 2005/01/27 |
JAN | 9784523264484 |
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秋好英明事件
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秋好英明事件
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商品レビュー
3.6
5件のお客様レビュー
主人公の生い立ちには、不幸がつきまとう。しかし途中から博打に手を出し始めて、だんだん自業自得な状況に追い込まれていって、同情する気持ちもなくなり…。富江の一族には苛立ちしか感じなかった。 一家四人が殺害された事件の犯人をトルーマン・カポーティの「冷血」のようなニュージャーナリズム...
主人公の生い立ちには、不幸がつきまとう。しかし途中から博打に手を出し始めて、だんだん自業自得な状況に追い込まれていって、同情する気持ちもなくなり…。富江の一族には苛立ちしか感じなかった。 一家四人が殺害された事件の犯人をトルーマン・カポーティの「冷血」のようなニュージャーナリズムの手法で書かれた作品。 島田荘司がルポみたいに書いているのかと思っていたので、少し拍子抜け。裁判の会話文のみのところは、しつこく感じて斜め読みしてしまった。「冷血」を先に読んでしまったからか、全体的に物足りなさを感じたが、それは秋好英明の視点だけで書かれているからか。
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島田荘司の著書なので、最初はミステリー小説かと思って手に取った。でもこれはノンフィクション。前科三犯、一家四人惨殺で死刑を宣告された秋好英明氏の半生が綴られている。戦争を経験している世代はみなそれなりに苦労しているのだろうが、それにしても秋好氏は苦労し過ぎている。そして、人に裏切...
島田荘司の著書なので、最初はミステリー小説かと思って手に取った。でもこれはノンフィクション。前科三犯、一家四人惨殺で死刑を宣告された秋好英明氏の半生が綴られている。戦争を経験している世代はみなそれなりに苦労しているのだろうが、それにしても秋好氏は苦労し過ぎている。そして、人に裏切られ過ぎている。事件も部分的に冤罪の可能性が高く、なぜ死刑判決が確定してしまったのか不思議。裁判は出来レースなのだろうか。いろいろと考えさせられる一冊だった。
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昭和51年6月、福岡県飯塚市で一家四人が惨殺されるという悲惨な事件が起きた。犯人として逮捕された秋好英明は犯行を一度は認めるがその後証言を変え、四人のうち三人の殺害を否認。しかし曖昧な証人、被告の証拠提出、捜査請求などを抱えたまま法廷は死刑判決を出す。ミステリ作家・島田荘司が昭...
昭和51年6月、福岡県飯塚市で一家四人が惨殺されるという悲惨な事件が起きた。犯人として逮捕された秋好英明は犯行を一度は認めるがその後証言を変え、四人のうち三人の殺害を否認。しかし曖昧な証人、被告の証拠提出、捜査請求などを抱えたまま法廷は死刑判決を出す。ミステリ作家・島田荘司が昭和の事件のノンフィクションを書く。現在、秋好英明は再審請求中である。 秋好英明の生涯を追いながら、戦後の過酷な日本人の生活や高度経済成長の時代を描きだす。また世間体を守るために団結して闘う家族、個人の意見の弱さなどをうったえています。事件の内容は非常に重く、その背景には戦前の日本人気質が見え隠れするようす。そして島田荘司は上手い。読者をどちらに感情移入させるかなんてお手の物ですね。人間関係におけるトラブルがデスペレートした悲惨さを読むことができる。大作。
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