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薩摩の秘剣 野太刀自顕流 新潮新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2005/02/20 |
JAN | 9784106101045 |
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薩摩の秘剣
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
「歴史人物の子孫のトークショー」という面白いイベントでご本人が手売りしてたのを購入。墨跡鮮やかなサイン入り。
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加治木島津の現当主。 薬丸どんの自顕流。 前半までの歴史とか技術論は素晴らしい。簡単なのだが。もともと野太刀を振るうわけだから、小手先で振るうなんぞできもしない。それが、示現流とであってこんな形になったのだろう。 身を守るためでなく、敵を切るためだけの剣術の恐ろしさ。 が、現代...
加治木島津の現当主。 薬丸どんの自顕流。 前半までの歴史とか技術論は素晴らしい。簡単なのだが。もともと野太刀を振るうわけだから、小手先で振るうなんぞできもしない。それが、示現流とであってこんな形になったのだろう。 身を守るためでなく、敵を切るためだけの剣術の恐ろしさ。 が、現代に郷中教育を再現したいなんてあたりで興ざめ。 子供が強くなるための場ではなく、強い奴だけが生き残っていくという一面があった筈。 それでいいのか。
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本書は、「野太刀自顕流」という有名な剣道流派、「薩摩琵琶」という鹿児島伝統芸能、それを継承しようとする両親が鹿児島の庄屋と旧薩摩藩島津家御一門の夫妻という大阪出身のサラリーマンが著者の本である。 「伝統文化」には、日本人の誰もがある程度の興味はあると思うが、鹿児島(薩摩藩)と...
本書は、「野太刀自顕流」という有名な剣道流派、「薩摩琵琶」という鹿児島伝統芸能、それを継承しようとする両親が鹿児島の庄屋と旧薩摩藩島津家御一門の夫妻という大阪出身のサラリーマンが著者の本である。 「伝統文化」には、日本人の誰もがある程度の興味はあると思うが、鹿児島(薩摩藩)という幕末活躍した藩は、多くの小説で比較的知られている。その薩摩藩の伝統文化をよく知ることができる本であると思った。 「自顕流」という独特の個性を持った流派や、「薩摩琵琶」についての詳細な解説も、このような「文化」が日本にもあったのだという、それなりに興味を引く知識と思えた。 しかし著者が奮闘する様子を本書で読むと、現在の鹿児島でもすでにほとんど滅びる寸前と言っては失礼かもしれないが、消え去りつつある「伝統文化」のようである。 やはり、「郷中教育」という封建的社会システムがなくなっている以上、その「文化」のみを維持することは難しいのだろう。 著者は大阪出身であるからこそ、より一層「薩摩藩下」での文化を守ろうと崇高な使命感を持っているのだろう。 「滅びゆく」と言っては失礼かと思うが、「グローバル化」が常に語られる日本社会において、誰もが日本各地での「伝統文化」にいささかの「郷愁」を感じるのではないだろうか。 本書はその「日本文化」のひとつをよく知ることができるものであると思う。ただ、あまり日常の役に立つ知識ではないが・・・とも同時に思った
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