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福田恒存文芸論集 講談社文芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | 内容:私小説のために. 素材について. 文芸批評の態度. 職業としての作家. 表現の倫理. 私小説的現実について. 文学と戦争責任. 批評の悲運. 歌よみに与えたき書. 対面交通. 風俗小説について. 文芸時評. 文学者の文学的責任. 告白ということ. ふたたび諷刺文学について. 自己劇化と告白. 文学にたいする不信. 文芸批評家失格. 解説 坪内祐三著 |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2004/05/12 |
JAN | 9784061983687 |
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福田恒存文芸論集
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2件のお客様レビュー
日本の保守を代表する論客と紹介さているのを、先日WEBで読んだことから、どれひとつ読んでみようとアマゾンで注文。 なぜか知らないが、文芸論集を購入していた。 読んでみるとまさに文学評論。評論家として頭に浮かぶは小林秀雄だが、作者は小林秀雄が後継者として指名してた人物だった。 決し...
日本の保守を代表する論客と紹介さているのを、先日WEBで読んだことから、どれひとつ読んでみようとアマゾンで注文。 なぜか知らないが、文芸論集を購入していた。 読んでみるとまさに文学評論。評論家として頭に浮かぶは小林秀雄だが、作者は小林秀雄が後継者として指名してた人物だった。 決して難しい言い回しではない、むしろ平易な文章だが、一言一言が作者の戦いであり、また読み手である私に挑んでくるような文章である。 安易に読み進めては、やけどする。中身がわからなくなることしばしば。読書格闘技だ。 作者は批評家・評論家であることの極限までの厳しい自己規律をもって自らの考えを書き綴っているのだ。おそるべし。 そうした姿勢はまだまだ足元にも及ばない。大いに反省しなければならない。 なんとか読み進めると文芸から政治へとやや範囲がひろがりを見せるが、本書は文芸論集だけに政治的テーマを入れていない。 きっと、政治的なテーマを読めば、戦中戦後、そして高度成長期へ進んだ日本の論調を知る手がかりになるのだろう。
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屹立した個であるためには、知力と精神力のどちらをも欠かせないことを痛感させられる一冊。とにかくフェアで潔い。
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