迷子のマーリーン(1) 三毛猫ウィンキー&ジェーン ヴィレッジブックス三毛猫ウィンキー&ジェーン1

エヴァン・マーシャル(著者), 高橋恭美子(訳者)

• 販売会社／発売会社: ソニーマガジンズ/
• 発売年月日: 2004/04/20
• JAN: 9784789722438

商品レビュー

2022/02/08

図書館で。
猫が活躍するのかと思ったらそれほど活躍しなかった。ヒロインが何というのか、あまり好きになれないタイプなので1作で良いかなぁ。

2年前に亡くなった旦那を思って泣いたと思ったら、恋人が既に居るし、かと思えばその恋路は破局寸前だし、息子が一番という割にはあまりかまわずシッター任せだし。嫌っていたベビーシッターがいなくなったとたん、仕事も放りだして調査なんか始めるし、なんというかいろいろチグハグというか。人間そんな理性的に動く人は居ないとは思うけど、ちょっとなぁ。
まぁ元親友の娘が居なくなったら動くとは思うけど、母親の方がやって来いというか、なんかもっとこう、ねぇ？
住み込みのベビーシッターを雇うぐらいなら、日本だったらそこはオフィスと家を兼用にして経費節約するだろうなぁとか、お国性の違いといえばそうなのかもしれませんが…色々考えちゃいました。まぁ一番引っかかるのは、なんで一人で現場なんか向かうかな。しかも夜中にってとこですかねぇ。私なら絶対行かないし、次の日警察に連絡して一緒に行くで良いじゃないか…とかね。

息子は猫を可愛がっていたのでいい子だなと思いましたがそれ以外はあまり合わなかったです。

2011/09/09

別途
http://aria.at.webry.info/200806/article_30.html

2006/05/13

今や立派に一分野となりつつあるコージー猫ミス。苦しい家計の中からベビーシッターを雇うとか、マーリーンに感心を持たなかったことを後悔して探し回るとか、優しくて誠実なジェーンの人柄に好感が持てます。また思い切ったときに切るタンカが気持ちいい。良く言った！と喝采を送りたくなります。他のキャラクターも一部のぶん殴りたくなるような人物達を除いてみんな魅力的。エージェントとしての仕事、友情、恋愛など盛りだくさんです。最後のどんでん返しはお見事。しかももう一回頭から読み返してみると、関係者の心境が細かく表現されてたのに気がつきます。猫ミスということを意識した出だしも笑える。物語の上手さをみると、著者がエージェントだというのも納得ですが、まさか男性が書いてるとは思いませんでした。続きが楽しみです。