なぜか会話のうまい人たち 5つのレベルで説き明かす会話力アップの秘訣

荒木創造(著者)

• 販売会社／発売会社: 産業編集センター/
• 発売年月日: 2004/06/20
• JAN: 9784916199614

商品レビュー

2018/12/28

「「親しみレベル」の会話こそ、毎日どこででも交わされているが、あらゆる会話の中でも一番むずかしい会話ではないだろうか。」
親しみレベルの会話は人と会った時の最初の挨拶や雑談だと理解したが私はこれまでそんな内容のない会話はどうでもいいこと、必要のないことだと思っていた。しかし、普段顔を合わせているならともかく初めて会った人にこの親しみレベルの会話ができなければ相手に警戒心を与え、スムーズな関係を築くことがむずかしい。
このレベルの会話が十分にできてこそ本書に書いてあるその次のレベルの会話、相互理解協力レベルや自己主張批判レベルの会話がスムーズにできるようになる。
自分はどちらかというとうまく話そうとしすぎて言葉に詰まってしまうことが多かった。本書の最後に会話の心構えが書いてある。目線を上げて、喋るときは笑顔で、など当たり前のことが書いてあるがよくよく考えてみるとこの当たり前のことすらなかなか難しい。会話は奥が深い。

2014/03/15

会話のレベルを五段階に分けてそれぞれの会話が人間関係の中で果たす役割などを解説。
会話に関して、様々な人の悩みや体験談、克服例を挙げてそれらに関する解説。
この本の全体はおおざっぱに言えばそんな感じ。
ただ、近頃の自己啓発系の本に比べて、全体をカテゴリーごととかにあまりハッキリスッキリと区切っていないので、文章がだらだらと続いていくイメージだった。
でも会話を五段階のレベルに分けて考えるという考え方は私にはなくて、言われてみればそうだよなぁという感じで、読んでからは会話を客観的に捉えられるようになった気がする。