朝鮮母像

岡部伊都子(著者)

• 販売会社／発売会社: 藤原書店/
• 発売年月日: 2004/05/30
• JAN: 9784894343900

商品レビュー

2010/04/27

NHK 知る楽のこだわり人物伝で　今、岡部伊都子さんを取り上げていたので読んでみました。
不思議な発見がありました。

1995年の沖縄米兵の少女暴行事件で、わたしなんぞは　「いったい何時まで日本は沖縄を犠牲のするのだ！」と思ったものです、それまでも米軍の沖縄での事件を数々耳にしていましたから。
今も基地問題でもめています。沖縄は米軍の基地があるから経済がもっているみたいな話も一部にはありますが、安寧な日々があってこその話。もう日本人は野蛮な黄色いサルじゃない。サルも学びました。日本国で発生した犯罪は日本の法で裁くべき時代がきているはずです。総理よ、米軍基地問題と抱き合わせで犯人引き渡しの条約を破棄していただきたいものです。

話がずれてます。
不思議な発見　それは、沖縄は本土に見捨てられた27年間アメリカ占領軍下にあって、沖縄語・舞踊・芝居・神祭りなど沖縄独自の文化を保ってきた。もし日本が敗れなかったら、それらは大日本帝国の下、大和化され差別のもととなっただろうと岡部さんは本に書いている。
私はずっと日本が沖縄を犠牲にしていると思っていたが（今も思っているが）、ある半面　それで救われたものもあるのだと気付かされた。

朝鮮人強制連行　皇軍慰問朝鮮人女子挺身隊動員　
たかじんのそこまでいって委員会で　ある爺はんがつばをとばし　「従軍慰安婦なんていません！」　「沖縄の集団自決命令などでていません！」と公言している。
自分の生きた時代の今考えれば非人道的なことを無かったことにしたい気持ちはわかるが・・・
テレビのこちら側で、それはないだろう。。。と思うのは私だけじゃないよね？ね？