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結婚帝国 女の岐れ道
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2004/05/27 |
JAN | 9784062124133 |
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商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
信田さよ子が口癖のように使う言葉がいい。 「そんなに簡単なことでもないと 思うんですよね」(P25) 「そんなにこだわらなくてもいいかなって、 思いますけどね」(P59) 「そういう風に言い切れるのかな」(P135) 決めつけない、妥協しないという姿勢が にじみて出ている。 当然...
信田さよ子が口癖のように使う言葉がいい。 「そんなに簡単なことでもないと 思うんですよね」(P25) 「そんなにこだわらなくてもいいかなって、 思いますけどね」(P59) 「そういう風に言い切れるのかな」(P135) 決めつけない、妥協しないという姿勢が にじみて出ている。 当然、上野も深い 「こう言うんだよね、この人は。 わたしがこういうふうに言うと(笑)」(P25) 鋭いなと思ったのは 「セクシュアリティを婚姻の中に 封じ込めてきた母親世代が、 自分の生き方を娘に全否定されてしまう」(P25) 「援交のギャルは、隠され、抑圧された 母親の欲望を自ら体現して見せている」 (上野 P31) 「娘を人生の第二走者として走らせる」 「自分になかったものを持って欲しい。 一方で、自分の人生を否定させることは許せない」 (信田 P43) AC(アダルトチルドレン)は 「現在の生きづらさが親との関係に起因すると 自ら認めた人」(P71)と定義されるのだと知る 「綿々と続いてきたものに対して、 突然そういう反応をする世代が現れたと 言う場合、エポックメイキングなこととして 考えていいんですか」 「そこに自覚的な契機がない以上、 わたしはちょっと信じられない」(P50) という信田のもっともな指摘と 「マクロの社会変動って、そういう 時代の無意識が動かすものでしょう」(P50) という上野は返答は「教養」として 肝に銘じるものだと思った 「『本当のわたし』って聞くとね、 わたし、頭から角がキーッと出る 感じがする」(P70) 信田のこの表現が可笑しい。 「あなたにとってかけがえのないわたし」 が「自己中心的な欲望」と言う指摘(P71)は あっ、と思った。目からウロコだった。 逆に思っていたのだ。 こういうのがあるからたまらない。 特に興味深かった題材は 「既婚女性も不倫市場に参入」(P96)。 「愛がなくてもセックスはできるし、 同時に二人を愛することもできる」(P92) と発言する上野。 そのことは「常識」だと言い切る。 幻想を喝破する現実主義が素晴らしい。
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私はちょうど最近、竹田青嗣の「ニーチェ入門」を読んだところだったから、竹田青嗣の話がけっこう出てきて面白かった。 竹田青嗣が「家庭を持つと、自分という単位が妻とか子どもに広がる」「家族が自己アイデンティティに重なる」と雑誌の対談で言っていたのを信田さよ子が見つけて、上野千鶴子...
私はちょうど最近、竹田青嗣の「ニーチェ入門」を読んだところだったから、竹田青嗣の話がけっこう出てきて面白かった。 竹田青嗣が「家庭を持つと、自分という単位が妻とか子どもに広がる」「家族が自己アイデンティティに重なる」と雑誌の対談で言っていたのを信田さよ子が見つけて、上野千鶴子と「あまりに通俗的」「古い男だね」と言っていた。 竹田青嗣じゃない人の書いたニーチェの本も読んでみようかなと思った。
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勉強になった部分。 ・(女向けのサービス産業は)女の風俗(64頁) ・「本当のわたし」踏みつぶしてやりたい言葉、男に選ばれるという存在証明(70頁) ・権力とは状況の定義権である。(初出どこ?167頁) ・指導教官というものはポジションとして加害性を持つ(244頁) ・(理論とい...
勉強になった部分。 ・(女向けのサービス産業は)女の風俗(64頁) ・「本当のわたし」踏みつぶしてやりたい言葉、男に選ばれるという存在証明(70頁) ・権力とは状況の定義権である。(初出どこ?167頁) ・指導教官というものはポジションとして加害性を持つ(244頁) ・(理論というのは正しいか間違っているかのどちらかではなく)「つごうがいいか、つごうが悪いか、どちらかだ」(245頁) ・「真理」や「正しさ」が、結局はだれかのつごうを隠蔽していることに無自覚なだけ。(246頁) ・欠乏があることは、恥でもなんでもない。それをよそから満たすスキルがあればそれで十分。(265-頁)
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