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「坂の上の雲」では分からない旅順攻防戦 乃木司令部は無能ではなかった
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「坂の上の雲」では分からない旅順攻防戦 乃木司令部は無能ではなかった

別宮暖朗(著者), 兵頭二十八

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「坂の上の雲」では分からない旅順攻防戦 乃木司令部は無能ではなかった

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 並木書房/
発売年月日 2004/03/10
JAN 9784890631698

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2016/11/19
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※このレビューにはネタバレを含みます

「坂の上の雲」読んでませんし、日露戦争に詳しくもありません。 でも結構目からウロコがぽろぽろ落ちました。 「日本は神の国だから…」の神の国発言。 元々は、この戦争から言われたようなんですけれど、その趣旨は思っていたものと全然違いました。 銃などの武器が、全員に行きわたるほど用意できなかったようなんですね。 なので、兵たちのモチベーションをさげないように口から出まかせというか…苦肉の策だったようです。 つまり、この発言をした人は、「神の国」だから負けるはずはないなんて微塵も思っていなかった。 ではなぜ武器を調達することができなかったのか。 まず武器の性能がどんどん良くなり、1分間に発射する弾丸数がとてつもなく増えてしまった。 それによって製造が追いつかなくなってしまう。 製造が追いつかない? それは日本には原材料がなく、戦争によって輸入できなくなったから? と思ったらさに非ず。 工場の生産ペースに追い付かない。日本の技術力では増産できない。 だから弾丸をヨーロッパの国々からかき集めて日露戦争に備えた、と。 あと戦闘中は相手にどれだけのダメージを与えたかはわからないので、どうしても攻め込みすぎてしまうものらしい。 それが自軍の被害拡大になることもある…というか、往々にしてなる。 実はとっくに勝負がついていた、と知るのはあとになってから。 戦争ってこういうことかって考えを新たにする部分も多く、勉強にはなったけど、いかんせん文章がなっていない。 助詞がいい加減。 主語がない文章が続く。 接続詞のタイミングとチョイスが意味不明。 これはもしかして暗号か!?っていうくらい文意が読み取れなくて、本当に苦労しました。 なけなしの自由になる時間で、なんでこれほど苦しまねばならないのか。 義務じゃないんだからもうやめたら…と心の声に唆されつつ読了。 ああ、辛かった。

Posted by ブクログ

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