- 中古
- 書籍
- 文庫
法然の哀しみ(上) 小学館文庫
定価 ¥806
220円 定価より586円(72%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2004/07/01 |
JAN | 9784094056211 |
- 書籍
- 文庫
法然の哀しみ(上)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
法然の哀しみ(上)
¥220
在庫なし
商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] <上> 一生不犯の聖人といわれる法然には、少年時代に負った心の疵があった。 人生に隠された深い哀しみの謎と人間像に迫る。 <下> 浄土宗の祖法然は、なぜ専修念仏という新仏教を立て、末法の世に行き悩む凡夫・女人などの庶民を救おうとしたのか。 [ 目次 ] <上> 序章 なぜ法然か 第1章 御影を読む 第2章 伝記が語る法然像 第3章 父時国殺害事件 第4章 布教への決意 第5章 専修念仏への道 第6章 立教開宗の宣言―三部経釈 第7章 口称念仏の選択―選択本願念仏集 <下> 第8章 法然の説法 第9章 法灯を継ぐもの 第10章 迫りくる危機―法難と流罪 第11章 親鸞からみた法然 第12章 悪と二種廻向 終章 阿弥陀の慈悲と勢至の智恵 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
Posted by
法然の教えを、彼以前の中国の浄土思想(善導きなど)、それから彼以降の親鸞なども含めて明らかにしようとしたもの。著者としては、久しぶりに1つのテーマに集中して書いたものだろう。 御影で聖者のイメージがあるとか、伝記などから父の死を重要視するが、これは軽くスルーしていいだろう。 ...
法然の教えを、彼以前の中国の浄土思想(善導きなど)、それから彼以降の親鸞なども含めて明らかにしようとしたもの。著者としては、久しぶりに1つのテーマに集中して書いたものだろう。 御影で聖者のイメージがあるとか、伝記などから父の死を重要視するが、これは軽くスルーしていいだろう。 「浄土三部経」やその解説書やさらにそれらに注釈をした法然を論じる。梅原の勉強の順番としては、もちろん逆だろう。法然の『選択本願念仏集』や経典の「釈」に出てくる人物とその浄土思想を整理している。だからすっきりしている。たぶんそこで落ちているものもあるだろうが。『無量寿経釈』が法然の立教宣言だと位置づけるあたりが見事。それはどのような意味でか。 まず女人や悪人も往生できると説いたこと。また観想念仏を捨て口称念仏に集中したこと(専修念仏)。このうち、とくに口称念仏による立教を『選択集』でもっぱらしたため、女人や悪人の往生というテーマは薄くなる。親鸞がそれをより鮮明に打ち出したとする。
Posted by