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法然の哀しみ(上) 小学館文庫
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法然の哀しみ(上) 小学館文庫

梅原猛(著者)

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法然の哀しみ(上) 小学館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2004/07/01
JAN 9784094056211

法然の哀しみ(上)

¥220

商品レビュー

4

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2014/11/22
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※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] <上> 一生不犯の聖人といわれる法然には、少年時代に負った心の疵があった。 人生に隠された深い哀しみの謎と人間像に迫る。 <下> 浄土宗の祖法然は、なぜ専修念仏という新仏教を立て、末法の世に行き悩む凡夫・女人などの庶民を救おうとしたのか。 [ 目次 ] <上> 序章 なぜ法然か 第1章 御影を読む 第2章 伝記が語る法然像 第3章 父時国殺害事件 第4章 布教への決意 第5章 専修念仏への道 第6章 立教開宗の宣言―三部経釈 第7章 口称念仏の選択―選択本願念仏集 <下> 第8章 法然の説法 第9章 法灯を継ぐもの 第10章 迫りくる危機―法難と流罪 第11章 親鸞からみた法然 第12章 悪と二種廻向 終章 阿弥陀の慈悲と勢至の智恵 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

2012/04/08

 法然の教えを、彼以前の中国の浄土思想(善導きなど)、それから彼以降の親鸞なども含めて明らかにしようとしたもの。著者としては、久しぶりに1つのテーマに集中して書いたものだろう。  御影で聖者のイメージがあるとか、伝記などから父の死を重要視するが、これは軽くスルーしていいだろう。 ...

 法然の教えを、彼以前の中国の浄土思想(善導きなど)、それから彼以降の親鸞なども含めて明らかにしようとしたもの。著者としては、久しぶりに1つのテーマに集中して書いたものだろう。  御影で聖者のイメージがあるとか、伝記などから父の死を重要視するが、これは軽くスルーしていいだろう。  「浄土三部経」やその解説書やさらにそれらに注釈をした法然を論じる。梅原の勉強の順番としては、もちろん逆だろう。法然の『選択本願念仏集』や経典の「釈」に出てくる人物とその浄土思想を整理している。だからすっきりしている。たぶんそこで落ちているものもあるだろうが。『無量寿経釈』が法然の立教宣言だと位置づけるあたりが見事。それはどのような意味でか。  まず女人や悪人も往生できると説いたこと。また観想念仏を捨て口称念仏に集中したこと(専修念仏)。このうち、とくに口称念仏による立教を『選択集』でもっぱらしたため、女人や悪人の往生というテーマは薄くなる。親鸞がそれをより鮮明に打ち出したとする。

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