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脚美人 講談社文庫
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脚美人 講談社文庫

宇佐美游(著者)

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商品詳細

内容紹介 内容:脚美人. 坂町占いサロン. 十歳の戦慄. 赤いスコ-ル
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2004/06/15
JAN 9784062747974

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商品レビュー

4

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2010/05/28

競馬で儲けた金で脚を…

競馬で儲けた金で脚を整形してやる。美しい脚を求める女性の話など短編四編。

文庫OFF

2014/08/27

【本の内容】 脚を、整形しよう。 競馬で儲けた47万3千円の使い道を考えていた菜江は決意した。 どうせ使ってしまおうと思っていたお金だ。 今、最も欲しいものを手に入れてやる! 美しい脚を目指した菜江の戦いがはじまった―。 様々なステージでの女性の生き方を鮮やかに描く佳作...

【本の内容】 脚を、整形しよう。 競馬で儲けた47万3千円の使い道を考えていた菜江は決意した。 どうせ使ってしまおうと思っていたお金だ。 今、最も欲しいものを手に入れてやる! 美しい脚を目指した菜江の戦いがはじまった―。 様々なステージでの女性の生き方を鮮やかに描く佳作4本を集めた、著者初めての短編集。 [ 目次 ] [ POP ] 宇佐美さんは女性の「弁慶の泣き所」をうまーく突く作品を書かれるなぁ、と思います。 競馬で当たった47万3千円を脚の整形に使おう、という主人公の発想がニクイ。 脚ってなかなか痩せないからね、足さえ細くなれば……、って思っている女性が世に何人いることか。 「調子のいい女」でも、女同士の複雑な友情が描かれていたけど、ここでも女同士の表立って言って欲しくないような、あまり美しくない友情が書かれています。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted by ブクログ

2009/07/16

処女作刊行直後に書いたという『十歳の戦慄』を含め4編の中編が収められた、著者の第一作品集。 10年ぶりに故郷に帰ってきた沙雪が、小学三年の頃の秘密を共有している友人と再会する『十歳の戦慄』。わたし自身小学生のときにも、こういう、葉子みたいなヤツがいて、いつもわたしが子分みたいに...

処女作刊行直後に書いたという『十歳の戦慄』を含め4編の中編が収められた、著者の第一作品集。 10年ぶりに故郷に帰ってきた沙雪が、小学三年の頃の秘密を共有している友人と再会する『十歳の戦慄』。わたし自身小学生のときにも、こういう、葉子みたいなヤツがいて、いつもわたしが子分みたいに扱われた。ここにあるようなエッチな遊びはしなかったけど、その子を思い出してちょっと不愉快になりますね。今思えば自分もバカだったんだけどさ。これ、ラストで謎を残します。「えーーーっ、どうなってんのーーー!!」と叫ぶこと必至。 かつて銀座のクラブに勤めていた高梨千明は、今でも付き合いのあるホステス柿沼京子のマンションで、副業としてタロット占いをすることになった『薔薇と霊感』。こんなに当たるならわたしも千明に占ってもらいたいと本気で思った。それにしても村主(むらぬし)って男はサイテー。ラストが清々しいのなんの! 下半身デブがコンプレックスの金井菜江は、美脚の持ち主で年上の友人赤田瑞香を前に惨めな思いばかりする『脚美人』。菜江にはあんまり共感できなかったなあ。おデブ仲間としては、菜江のコンプレックスはよくわかるけど……。とくに瑞香に関してはまったく理解できない。なんでこんな女と友達でいるのか……。悪いやつじゃないんだろうけど、あたしはこういう女は信用できないし友達ではいられません。菜江と瑞香の関係は、デビュー作『調子のいい女』の美和子と波江をちょっと彷彿とさせます。 夫が海外駐在員に着任したため、南の小さな島国で暮らす藍川そのみが、日本にいる友人麻美子にメールで身の回りに起こることを報告する『赤いスコール』。これは「女ってコワイ」の一言に尽きます。他の駐在員の奥様方との付き合いがね、もうこんなん耐え難いですわ。麻美子にメールしちゃう気持ちはよくわかります。過度のストレスによりだんだん壊れていくそのみの様子が、メールからうかがえてドキドキします。ラストは衝撃的! いやぁ、『調子のいい女』のレビューの冒頭にも書いたけど、ほんっっっとに女ってコワイ。この作品集ではそのコワさに磨きがかかってます。宇佐美游さん、すごいです。「女」を描かせたら宇佐美さんの右に出るものはないですね。試しにぜひご一読を。 ちなみに本書は、2001年6月に出た単行本『十歳の戦慄』を、文庫化に際し改題したものです。 読了日:2007年6月15日(金)

Posted by ブクログ

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