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哲学者の誕生 ソクラテスをめぐる人々 ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2005/08/10 |
JAN | 9784480062499 |
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哲学者の誕生
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哲学者の誕生
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ソクラテスについて、プラトンの対話編だけめなく、同時代人の文献、いわゆるソクラテス文学、ソクラテスと関わりのあった人物の横顔など、さまざまな角度から、ソクラテスその人と、哲学の誕生を見つめていこうとする迫力のある一冊。我が国で「無知の知」が定着した経緯を検討し、これがどうして、誤...
ソクラテスについて、プラトンの対話編だけめなく、同時代人の文献、いわゆるソクラテス文学、ソクラテスと関わりのあった人物の横顔など、さまざまな角度から、ソクラテスその人と、哲学の誕生を見つめていこうとする迫力のある一冊。我が国で「無知の知」が定着した経緯を検討し、これがどうして、誤りなのかも読み解いていきます。
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夏期休暇中に読んだ4冊のうちの1冊。プラトン研究の第一人者でありながら、サントリー学芸賞を受賞するなど生活者の啓蒙にも意識的な著者を敬愛する友人がいるので、1冊ぐらいは読んでおかなければと思い、久々に「哲学史」という分野の本を手に取った。本書は、哲学の始まりとしてソクラテスをめぐ...
夏期休暇中に読んだ4冊のうちの1冊。プラトン研究の第一人者でありながら、サントリー学芸賞を受賞するなど生活者の啓蒙にも意識的な著者を敬愛する友人がいるので、1冊ぐらいは読んでおかなければと思い、久々に「哲学史」という分野の本を手に取った。本書は、哲学の始まりとしてソクラテスをめぐる人々の活動を追う入門書。大学時代に思想史に籍を置いていた人間の言うことではないけれど、僕は多和田葉子の言うところの「歴史の縦軸よりも横軸」に関心があり、歴史学の資質に欠けるところがあるので、本書との関係性は難しい。そもそも『新たな知的状況が生み出される様を追うことは、探偵小説のようにスリリングで、歴史小説のように心躍るものとなるはずである』(まえがき)という、「歴史小説」に「心躍」らないのだから困ったものだ。『最初の哲学者は、ソクラテス(あるいは、タレスやピュタゴラス)というよりも、彼と対話し、その記憶から今、哲学を始める私たち自身でなければならない』とある。著者の手腕は伝わってきたし、『彼らの哲学は、何よりも彼らが生きた時代の緊張のなかで形作られ、始まったのである』というのもわかるけれど、本書はどうしたって「哲学史」のもの。僕には、動詞としての「哲学」の始まりに触れるものではなかった。
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